fc2ブログ
12/28
美琴「それで当麻がね~」

佐天(爆発的に…)

初春(惚気ている…)

美琴「いきなり手握ってきて~」

佐天(キャラがもう…)

美琴「びっくりして電撃かましちゃって…」

初春(…よかった…まだ私たちの知ってる御坂さんだ)

美琴「今度からは右手で握らなきゃな~って腕組むときどうすんのよって話よね~」

佐天(そ、そこ!?)

美琴「聞いてる?」

初春「き、聞いてます!聞いてます!」

佐天「いや~どこからつっこめばいいかな~と」

美琴「ごめんね、なんかあたしが一方的にしゃべっちゃって…」

初春「そんなことないですよ」

佐天「あ、じゃあいっこ質問いいですか?」

美琴「どんとこい!」

佐天「ずばり!…初めてのキスはどんな味でしたか?」

初春「さ、さ、さ、佐天さん!」

美琴「うっ…えっと………」

佐天「おお!もうそこまで!」

初春「はわわわわ」

美琴「………まだです」

佐天「な~んだ」

美琴「…どうしたら言いと思う!?」

初春「なんか前より積極的になってますねえ」

美琴「一段階目は初春さんに助けられたから、次は佐天さんの意見を採用したいのよね」

佐天「そ、そりゃあもうガンガンいくしかないですよ!」

美琴「なるほど!ガンガン!」

佐天「つまづいた振りして抱きついて、上目遣いで一撃ですよ!」

美琴「一撃必殺ね」

佐天「もうこうなれば相手は脳内成分バリバリ分泌しまくりですよ!」

美琴「バリバリね」

初春(それはやめた方がいいんじゃ…)

佐天「あとは押し倒してなすがままに!」

美琴「そ、そこまでいっちゃうのかしら…」

初春「ス、ストーップ!」

初春「そんなんじゃ逆に引かれちゃいますよ」

美琴「そっかなぁ…」

佐天「いいじゃ~ん、押し倒して一撃必殺大作戦!」

初春「御坂さんは今まで、ご飯作ったり、お掃除したり、献身的な形できたんじゃないですか」

初春「ならその路線で行くべきですよ!」

美琴「でも押していってもいいと思うんだけどな~」

初春「献身的なところにちょこっと女の子らしさ、そんなとこに惹かれたんじゃないですか?」

美琴「そんなこと言ってたような…」

初春「落ち着いたムードでちょっと甘えてみればそのままいい雰囲気にもっていけると思いますよ」

美琴「ありがとう…なんかいけそうな気がするわ」

初春「お役に立てて光栄です」

佐天「今回もお役に立てずに…」

美琴「いいの、いいの、キスってヒントもくれたし」

佐天「というか初春のアドバイスがイマイチ腑に落ちない…」

初春「えーいいじゃないですか、雰囲気作り」

佐天「中身じゃなくてなんでこう的確なアドバイスを送れるのか…」

美琴「そうよねえ、説得力あるわよねえ」

佐天「まさか…かなりの経験値を積んでる!?」

初春「そ、そんな経験なんてないですよ…ただロマンチックな方がいいなぁ~って思ってるだけで」

美琴「それはあたしもあるわね」

佐天「いやたぶん、初春の方はお嬢様に対する過度な幻想だと思います」



上条家

美琴「ただいまー」

上条「おう、おかえり」

美琴「何読んでんの?」ガバッ

上条「うっ…重い………」

美琴「重くない!」

上条「これ」スッ

美琴「なになにー温泉?」

上条「ああ、休みのうちにでも行きたいなーって」

美琴「そうねえ、でもまだクリスマスもあるのよ?」

上条「そりゃそっちも楽しむけど、こっちも行きたいし」

美琴「初クリスマスに、初旅行、そして初年越しね」

上条「二人での初めてばっかりだな」

美琴「年末・年始は予定にあき作ったら許さないわよ」

上条「でもこういう風にこの部屋で一緒にいるのも悪くないんじゃないか?」

美琴「あたしはあんたさえいればどこでもいいわよ」

上条「…またおまえはそういうことをいきなり言う」

美琴「もう慣れたでしょ?」

上条「こればっかりは慣れそうにないな」

美琴「そう…それでいいわよ」

上条「いいのか?」

美琴「いつでもドキドキできるじゃない」

上条「ドキドキねえ」

美琴「あたしが背中からのしかかってるのはドキドキしないの?」

上条「別の意味でドキドキしてるな」

美琴「どういう意味?」

上条「今ビリビリされたら防ぎようがない」

美琴「ビリビリもいい刺激になるでしょ?」

上条「ちょっと刺激が強すぎるかもな」

美琴「プレゼントとかならいいでしょ?」

上条「あ、そういえばおまえに渡すもんがあった」

美琴「お、さっそくとは準備いいわねえ」

上条「これこれ、ほら」ポイッ 

美琴「なに?」パシッ

美琴「ゲコ太ー!」

上条「買ったジュースにたまたまついてたんだよ」

美琴「ありがとー!」

上条「初プレゼントがゲコ太はどうなんだ?」

美琴「最高よ!」

上条「そりゃよかった」

美琴「あたしもお返しあげなきゃね」

上条「いいよ別に…それジュースのおまけだし」

美琴「いいから、目つぶりなさい」

上条「ん?ああ」

美琴「あんたに初めてをあげるわ、その代わりあんたの初めてももらうわよ」

上条「それお返しにならねえじゃねえか」

美琴「へたれなあんたのためにあたしからしてあげてるのがお返しでしょ!」

上条「なるほど」

美琴「あたしは…当麻のこと………好きよ」 

上条「俺もだ………美琴のことが好きだ」

チュッ

美琴「初めてのキスね」

上条「そうだな」

美琴「どうだった?」

上条「美琴味だった」

美琴「なっ…あ、あたしは当麻味だったわよ?」

上条「やっぱりこんな風な日も悪くないな」

美琴「そうね」



美琴「ごはん何食べたい?」

上条「んー…肉じゃがで」

美琴「家庭の味に飢えてんの?」

上条「それもあるかな…あとはおまえの腕試しってとこ」

美琴「試されるのって好きじゃないんだけど」

上条「ちゃんとした嫁さんになれるかみとかないと」

美琴「よ、嫁ぇ!?」

上条「ゆくゆくは…だろ?」

美琴「そ、そんな~まだ早いって~」テレテレ   

上条「うわっ…この反応だけはどう対応していいかわからない」

美琴「上条美琴…えへへ…いや御坂当麻でも…」ブツブツ    

上条「とりあえず戻ってきてもらわんと飯にもありつけないな」

美琴「とりあえず両親にあいさつに行ってから~」ウフフ   

上条「戻ってきてくださーい」バシッ

美琴「痛っ!チョ、チョップ?」

上条(右手をこんなことに使うとは…幻想殺しの名前がこれほどしっくりくることはないな)

上条「帰ってきましたか?」

美琴「無事帰還しました」

上条「まったく手間かけさせやがって」

美琴「いいでしょ幸せに浸ったって」

上条「わるかないけど…とりあえず飯にしようぜ」

美琴「まだもうちょっと時間あるでしょ?」

上条「まだ早いか」

美琴「それまでちょっと昼寝しよっかな~」

上条「起こしてやるから寝ていいぞ」

美琴「ベッドで寝たい」

上条「使っていいぞ」

美琴「…………………」ジッ

上条「何を訴えかけられるような目で見ていらっしゃるんでしょうか?」

美琴「………わからない?」

上条「…これであってるか?」グイッ

美琴「お姫様だっこ…100点!」

上条「ほらてきとーに腹減ったら起こすから」

美琴「…お姫様を起こすときは………わかってるわよね?」

上条「わかったよお姫様」

美琴「………寝る前にも」

上条「困った姫様だな~」

チュッ

美琴「んっ…………」

上条「またひとつ初めてだな」

美琴「そうね」

上条「ほらおやすみのキスしたんだから寝ろ」

美琴「次起きたら初めてのおはようのキスね」

美琴「楽しみだわ」

おわる
スポンサーサイト



NEXT Entry
年末特番で埋め尽くされている
NEW Topics
もうどれくらい経っただろう
懐かしい
だいぶ
かくし芸作り
うわっ・・・私の更新期間長すぎ・・・
Entry Category
日記
Comment
37
はぁはぁ

Trackback
Trackback URL

このページへのリンク
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

雨風

Author:雨風
福岡のIT企業に勤める会社員
時間が経つのは早いですねー

FC2カウンター
お天気
カテゴリー
ブログ内検索