禁書「もう、年末だね!」
禁書「クリスマス終わってからあっというまだったよね~」
禁書「クリスマスは小萌のとこで盛り上がったんだよ!」
禁書「もう、寝るまで大騒ぎで!」
禁書「年末年始もごちそう食べれるんだよね?ね、とうま?」
上条「あ、ああ、そうだな、なあ?」
美琴「そ、そうね」
禁書「あれ~?どうしたの~?」
上条「えっと…インデックスさん…なんか怒ってます?」
禁書「そんなことないよ~?」
禁書「神に仕える私が人に怒りを覚えるなんて…」
美琴(よかった…)
禁書「ただ………」
上条・美琴「!!!」
禁書「ほんのちょっとでいいから出してくれるとうれしかったかも」
上条「あれだけの長さになったから、付け加えるのはちょっと…」
禁書「その割には、普段出てないあの子とかあの子とか出てたよね…」
美琴(初春さんとか)
上条(御坂妹とか)
禁書「あの終わり方じゃ、寝起きドッキリはできないけど」
禁書「間にちょっとはさむぐらいできたんじゃないのかな?」
上条・美琴「す、すいませんでした!」
禁書「うんうん、インデックスは誠意を見せる人を責めたてたりしないんだよ!」
禁書「それじゃあ、年越し編!インデックス増量版、スタート!」
上条「あ、最初の方にインデックス出したからあとは普通らしいぞ?」
禁書「ええ~」
ー12月30日ー
美琴「ほら、今日中に掃除終わらせちゃうわよ」
上条・禁書「はーい」
美琴「って言っても、もう細かいところはほとんど終わってるから、あとは全体的に拭き掃除ね」
禁書「じゃあ、さっそく雑巾濡らしてくるね!」
美琴「あ、寒いからお湯だしなさいよー」
禁書「うん!」
上条「………悪いな、うちの掃除手伝わしちまって」
美琴「いいわよ、あたしもほとんどここにいるし」
上条「寮の方は大丈夫か?」
美琴「こんな時期だから大丈夫よ、みんな実家に帰ったりして人がまちまちだし」
上条「…おまえは帰らないのか?」
美琴「あたしはちょっとずらして帰るわ、年末年始に帰るとむこう忙しいし」
上条「元日過ぎてから顔出しに戻るって感じか」
美琴「そんな感じね」
禁書「はい!雑巾濡らしてきたよ」
美琴「ありがと…あたしたちは床を拭くから、あんたは高いところお願いね」
上条「はいよ」
~~~~~~~~~~
禁書「この部屋でいろいろあったな~」
美琴「ふ~ん、いろいろねぇ」
禁書「初めて会ったのもここだけど、心の傷をおったのもここだし…」
美琴「その針山を着てる原因とか?」
禁書「…………」
美琴「………ごめん」
禁書「いいよ、もう半年も前だし」
美琴「…そう、まあ深くは聞かないけど」
禁書「………やっぱりそうしてくれるとうれしいかも」
禁書「みことはどうだったの?」
美琴「あたし?」
禁書「みこともとうまといろいろあったんだよね?」
美琴「あー細かい話は省くけど、実際助けられたのは妹達かな~」
禁書「みこと、妹いたんだ?」
美琴「これもいろいろとややこしいんだけどね、それであたしも心が救われたって感じかしら」
禁書「とうまっていっつもボロボロになるまで闘うよね」
美琴「あんたのときもそうなの?」
禁書「うん、そのあともことあるごとに病院に行って…」
美琴「はあ~ほんといろいろやってんのね」
禁書「でも目の前で困ってる人がいたら手を差し伸べる…それがとうまだよね」
美琴「それがあいつの性分だからしょうがないわね」
禁書「みこともとうまのそんなとこに惹かれたんだよね?」
美琴「うん………えっ?」
禁書「やっぱり~」
美琴「ちょ、ちょっといきなり聞かないでよ!」
禁書「みことの本音聞いちゃった~」
美琴「い、いきなりだったから思わず答えちゃったじゃない!」
禁書「ねえねえ、とうま~みことがね~」
美琴「あーもう!言うなー!」
上条「?」
美琴「き、気にしないで続けて!」
上条「あ、ああ」
美琴「まったく…」
禁書「いいじゃん、クリスマスも終わったし、今更…」
美琴「それでも、恥ずかしいものは恥ずかしいの!」
禁書「まあ、とうまはそんなみことが好きなんだろうね~」
美琴「~~~~~」カァァ
美琴「ほ、ほら!早く掃除するわよ!」
禁書「またまた、照れちゃって~」
美琴「………掃除が終わるまでご飯はなしね」
禁書「え、えっと~そ、掃除がんばるから!それだけは!」
美琴「ほ~ら、あたしのことからかってる暇なんてないわよ~」
禁書「う~、みことの鬼ぃ!」
美琴「口動かさないで、手動かす!」
ー昼食ー
上条「いや~思ったより早く終わったな!」
美琴「そうねー、この子が頑張ってたからねー」
禁書「ひどいんだよ!ちょっとからかっただけで、掃除が終わるまでご飯抜きなんて!」
上条「まあ、結果早く終わったんだからいいじゃねえか」
美琴「そうよね~」
禁書「…もうお腹ペコペコだよ」
美琴「それじゃあちゃんと頑張ってたし、お昼作ろうか?」
上条「あ、それなら俺が作るぞ」
美琴「あんたが?」
上条「前に俺の作った飯が食ってみたいって言ってただろ?」
美琴「あーもう一ヶ月くらい前ね」
禁書「そっか、みことは初めて食べるんだね」
上条「おまえの昼飯は俺が作ったやつだからな」
美琴「そうね…じゃあお願いするわ」
上条「ああ、おまえらはテキトーにくつろいでてくれ」
禁書「とうま!できるだけ早くね!」
上条「はいはい」
~~~~~~~~~~
美琴「どんなの作んのかしらね?」
禁書「普通においしいよ、お昼はだいたいチャーハンだね」
美琴「へ~」
禁書「とうまが学校に行くときとか作り置きして行けるし」
美琴「なるほどね」
禁書「とうまが料理してるところも、初めて見るんだよね?」
美琴「いいわよね~ご飯作ってくれる旦那さんなんて…」
禁書「お!さっそく惚気だね~」
美琴「ち、違うわよ!あくまで理想よ、理想!」
禁書「………実際のところ、クリスマスのときなにしたの?」
美琴「ナ、ナニって………」カァァ
禁書「そっちじゃないよ!………それとも本当にナニを………」
美琴「し、してない!してない!」
禁書「そっか~でもキスくらいはしたんだよね」
美琴「…………」コクッ
禁書「とうま意外とだいたんだね~」
美琴「…………」
禁書「みこと?」
美琴「え?あ、うん、そうね…」
禁書「………みこと、クリスマス終わってからたまにぼーっとしてるよね」
美琴「そ、そう?」
禁書「うん、なんかすごくうれしそうな顔で」
美琴「え?今そんな顔してた?」
禁書「何かに浸ってる感じだったよ」
美琴「そ、そっか…」
禁書「………クリスマスに他に何かあった?」
美琴「!………な、ないわよ」
禁書「あやしー」
美琴「そ、そんなことないわよ」
禁書「旦那さん…」
美琴「!」
禁書「あたりが正解なのかな?」
美琴「………あんた、そんなに感が鋭いキャラだったっけ?」
禁書「男の子がなに考えてるかはわからないけど、女の子が考えることぐらいはわかるんだよ」
美琴「…そうなの」
禁書「それで?なにがあったの?」
美琴「………言わなきゃダメ?」
禁書「ダメ!」
美琴「じゃ、じゃあ………」
美琴「プ、プロポーズされた」
禁書「……………」
禁書「プロポーズ!?」
上条「!」
禁書「プ、プロポーズってあの結婚して下さいっていう…」
美琴「そ、そうよ」
禁書「え?じゃあ二人とも結婚するの?今すぐ?」
美琴「い、今は無理よ、年齢も足りないし…」
禁書「じゃあなんでプロポーズしたの?」
美琴「将来まで待って欲しいって…ちゃんと責任取れるまで…」
禁書「あのとうまが………」
上条「め、飯できたぞ!ほら!」
美琴「あ、テーブル片付けましょ」
禁書「うん!」
上条「よいしょっと…男料理だけど、まあ食べてみてくれ」
禁書・美琴「いただきまーす」
美琴「ん…なかなかおいしいじゃない」
上条「そうか?」
禁書「いつものとうまの味だね!」
美琴「これならたまに作ってもいいわね」
上条「いや、おまえの腕前にはおよばねえよ」
禁書「将来結婚したら~じゃないの?」
上条・美琴「!!!」
禁書「とうまって優柔不断だと思ってたけど、意外とキメるときはキメるんだね」
上条「おい……まさかこいつに………」
美琴「………しゃべっちゃった」
上条「やっぱりさっきのは……なんでまた………」
美琴「お、押し負けちゃった…」
禁書「ほらほら、奥さんをいじめちゃダメだよ!奥さんには優しくしなきゃ!」
上条「おまえ~他のやつに言ってねえだろうな?」
禁書「さっき聞いたばっかりなのに他の人に言えるわけないんだよ」
上条「そうか、じゃあこれは秘密だ」
禁書「えーなんでー?」
上条「結婚するときはみんなをびっくりさせたいんだよ、おまえも結婚式によんで、好きなだけケーキ食わせてやるからこれは秘密だ!」
禁書「ケーキ!?」
上条「ああ、だから絶対誰にも言うんじゃねえぞ?」
禁書「うん!わかった!」
上条「おい」
美琴「へ?なに?」
上条「結婚式は特大のケーキを用意するぞ」
美琴(結婚式………)
美琴「う、うん」
上条「じゃあこの話は終わりだ、とっとと飯食うぞ」
ー夕方ー
上条「今日は帰んのか?」
美琴「うん、あっちの掃除もちょっと残ってるしね、明日は泊りでくるわよ」
上条「そうか、じゃあむこうまで送ってくぞ」
美琴「いいわよ、外寒いし…」
上条「寒い中彼女を一人で帰らすわけには行かねえだろ?」
美琴「………うん」
上条「じゃあちょっと待っててくれ上着とかとってくるから…」
美琴「はいはい」
禁書「みことー!」
美琴「ん?なに?」
禁書「明日は止まるんだよね?」
美琴「そうよ」
禁書「じゃあ、明日はパジャマパーティーだね!」
美琴「うん!明日はお揃いゲコ太よ!」
禁書「あのおっきいクマと一緒に待ってるからね!早く来てね!」
美琴「できるだけ早くくるわ」
上条「よし、準備できたし行くか」
美琴「それじゃあまた明日ね」
禁書「バイバイ!」
バタン
上条「寒いな…」
美琴「冬だからしょうがないでしょ」
上条「気候に文句つけられるほど、俺は大きい人間じゃねえしな」
美琴「予測するのが限界ね…あっ!」
上条「どうした?」
美琴「マフラー……使ってくれてるんだ………」
上条「ああ、ほんと重宝してるぜ」
美琴「うん………」
上条「そういうおまえもつけてんだろ?」
美琴「当然!肌見離さず持ってるわよ!」
上条「クリスマスからあっというまだったな」
美琴「気づいたら明日が大晦日で、明後日は新年ね」
上条「まだ明日もあるし今年いっぱい楽しむか」
美琴「まだ終わってないもんね」
上条「って言っても、明日は一日こたつでゆっくりかな」
美琴「わざわざ大晦日に出かけるとこなんかないわよね」
上条「インデックスの相手は任せたぞ~」
美琴「はいはい、あんたはこたつで猫と一緒に丸くなってなさい」
上条「そうさせていただきます」
ー寮の前ー
上条「ついたな」
美琴「うん………」
上条「寒かったな」
美琴「左手はあったかいわ」
上条「俺は右手があったかい」
美琴「でもあったかいのもここで終わりか………」
上条「おい」
美琴「えっ?」
チュッ
上条「俺も離れるのは嫌だけど、明日までこれで我慢してくれ」
美琴「………うん」
上条「………毎日キスすりゃあ、流石にもう顔まで真っ赤にして恥ずかしがらないな」
美琴「そ、そういうこと言わないでよ!」カァァ
上条「それ以外はからっきしだけどな、そこがいいんだけど」
美琴「~~~~~」カァァ
上条「いっつもおまえから言ってくるから、今日は俺からしてみたんだが…」
美琴「ま、まあいいけど…」
上条「しかし………おまえはキスが好きなのか?」
美琴「わ、わるい!?」
上条「人前でしないだけマシだけど」
美琴「人前なんて、恥ずかしくてできるわけないでしょ!」
上条「そりゃそうだ」
美琴「で、でも………二人だけのときは…」
上条「わかってるよ」
上条「それじゃあ俺は帰るわ」
美琴「あ!待って!」
上条「ん?」
チュッ
美琴「おやすみの分も…」
上条「………おはようの分は?」
美琴「それは明日の朝してもらうわ!」
上条「そうかい」
美琴「それじゃあ明日ね!」
上条「ああ、またな」
禁書「クリスマス終わってからあっというまだったよね~」
禁書「クリスマスは小萌のとこで盛り上がったんだよ!」
禁書「もう、寝るまで大騒ぎで!」
禁書「年末年始もごちそう食べれるんだよね?ね、とうま?」
上条「あ、ああ、そうだな、なあ?」
美琴「そ、そうね」
禁書「あれ~?どうしたの~?」
上条「えっと…インデックスさん…なんか怒ってます?」
禁書「そんなことないよ~?」
禁書「神に仕える私が人に怒りを覚えるなんて…」
美琴(よかった…)
禁書「ただ………」
上条・美琴「!!!」
禁書「ほんのちょっとでいいから出してくれるとうれしかったかも」
上条「あれだけの長さになったから、付け加えるのはちょっと…」
禁書「その割には、普段出てないあの子とかあの子とか出てたよね…」
美琴(初春さんとか)
上条(御坂妹とか)
禁書「あの終わり方じゃ、寝起きドッキリはできないけど」
禁書「間にちょっとはさむぐらいできたんじゃないのかな?」
上条・美琴「す、すいませんでした!」
禁書「うんうん、インデックスは誠意を見せる人を責めたてたりしないんだよ!」
禁書「それじゃあ、年越し編!インデックス増量版、スタート!」
上条「あ、最初の方にインデックス出したからあとは普通らしいぞ?」
禁書「ええ~」
ー12月30日ー
美琴「ほら、今日中に掃除終わらせちゃうわよ」
上条・禁書「はーい」
美琴「って言っても、もう細かいところはほとんど終わってるから、あとは全体的に拭き掃除ね」
禁書「じゃあ、さっそく雑巾濡らしてくるね!」
美琴「あ、寒いからお湯だしなさいよー」
禁書「うん!」
上条「………悪いな、うちの掃除手伝わしちまって」
美琴「いいわよ、あたしもほとんどここにいるし」
上条「寮の方は大丈夫か?」
美琴「こんな時期だから大丈夫よ、みんな実家に帰ったりして人がまちまちだし」
上条「…おまえは帰らないのか?」
美琴「あたしはちょっとずらして帰るわ、年末年始に帰るとむこう忙しいし」
上条「元日過ぎてから顔出しに戻るって感じか」
美琴「そんな感じね」
禁書「はい!雑巾濡らしてきたよ」
美琴「ありがと…あたしたちは床を拭くから、あんたは高いところお願いね」
上条「はいよ」
~~~~~~~~~~
禁書「この部屋でいろいろあったな~」
美琴「ふ~ん、いろいろねぇ」
禁書「初めて会ったのもここだけど、心の傷をおったのもここだし…」
美琴「その針山を着てる原因とか?」
禁書「…………」
美琴「………ごめん」
禁書「いいよ、もう半年も前だし」
美琴「…そう、まあ深くは聞かないけど」
禁書「………やっぱりそうしてくれるとうれしいかも」
禁書「みことはどうだったの?」
美琴「あたし?」
禁書「みこともとうまといろいろあったんだよね?」
美琴「あー細かい話は省くけど、実際助けられたのは妹達かな~」
禁書「みこと、妹いたんだ?」
美琴「これもいろいろとややこしいんだけどね、それであたしも心が救われたって感じかしら」
禁書「とうまっていっつもボロボロになるまで闘うよね」
美琴「あんたのときもそうなの?」
禁書「うん、そのあともことあるごとに病院に行って…」
美琴「はあ~ほんといろいろやってんのね」
禁書「でも目の前で困ってる人がいたら手を差し伸べる…それがとうまだよね」
美琴「それがあいつの性分だからしょうがないわね」
禁書「みこともとうまのそんなとこに惹かれたんだよね?」
美琴「うん………えっ?」
禁書「やっぱり~」
美琴「ちょ、ちょっといきなり聞かないでよ!」
禁書「みことの本音聞いちゃった~」
美琴「い、いきなりだったから思わず答えちゃったじゃない!」
禁書「ねえねえ、とうま~みことがね~」
美琴「あーもう!言うなー!」
上条「?」
美琴「き、気にしないで続けて!」
上条「あ、ああ」
美琴「まったく…」
禁書「いいじゃん、クリスマスも終わったし、今更…」
美琴「それでも、恥ずかしいものは恥ずかしいの!」
禁書「まあ、とうまはそんなみことが好きなんだろうね~」
美琴「~~~~~」カァァ
美琴「ほ、ほら!早く掃除するわよ!」
禁書「またまた、照れちゃって~」
美琴「………掃除が終わるまでご飯はなしね」
禁書「え、えっと~そ、掃除がんばるから!それだけは!」
美琴「ほ~ら、あたしのことからかってる暇なんてないわよ~」
禁書「う~、みことの鬼ぃ!」
美琴「口動かさないで、手動かす!」
ー昼食ー
上条「いや~思ったより早く終わったな!」
美琴「そうねー、この子が頑張ってたからねー」
禁書「ひどいんだよ!ちょっとからかっただけで、掃除が終わるまでご飯抜きなんて!」
上条「まあ、結果早く終わったんだからいいじゃねえか」
美琴「そうよね~」
禁書「…もうお腹ペコペコだよ」
美琴「それじゃあちゃんと頑張ってたし、お昼作ろうか?」
上条「あ、それなら俺が作るぞ」
美琴「あんたが?」
上条「前に俺の作った飯が食ってみたいって言ってただろ?」
美琴「あーもう一ヶ月くらい前ね」
禁書「そっか、みことは初めて食べるんだね」
上条「おまえの昼飯は俺が作ったやつだからな」
美琴「そうね…じゃあお願いするわ」
上条「ああ、おまえらはテキトーにくつろいでてくれ」
禁書「とうま!できるだけ早くね!」
上条「はいはい」
~~~~~~~~~~
美琴「どんなの作んのかしらね?」
禁書「普通においしいよ、お昼はだいたいチャーハンだね」
美琴「へ~」
禁書「とうまが学校に行くときとか作り置きして行けるし」
美琴「なるほどね」
禁書「とうまが料理してるところも、初めて見るんだよね?」
美琴「いいわよね~ご飯作ってくれる旦那さんなんて…」
禁書「お!さっそく惚気だね~」
美琴「ち、違うわよ!あくまで理想よ、理想!」
禁書「………実際のところ、クリスマスのときなにしたの?」
美琴「ナ、ナニって………」カァァ
禁書「そっちじゃないよ!………それとも本当にナニを………」
美琴「し、してない!してない!」
禁書「そっか~でもキスくらいはしたんだよね」
美琴「…………」コクッ
禁書「とうま意外とだいたんだね~」
美琴「…………」
禁書「みこと?」
美琴「え?あ、うん、そうね…」
禁書「………みこと、クリスマス終わってからたまにぼーっとしてるよね」
美琴「そ、そう?」
禁書「うん、なんかすごくうれしそうな顔で」
美琴「え?今そんな顔してた?」
禁書「何かに浸ってる感じだったよ」
美琴「そ、そっか…」
禁書「………クリスマスに他に何かあった?」
美琴「!………な、ないわよ」
禁書「あやしー」
美琴「そ、そんなことないわよ」
禁書「旦那さん…」
美琴「!」
禁書「あたりが正解なのかな?」
美琴「………あんた、そんなに感が鋭いキャラだったっけ?」
禁書「男の子がなに考えてるかはわからないけど、女の子が考えることぐらいはわかるんだよ」
美琴「…そうなの」
禁書「それで?なにがあったの?」
美琴「………言わなきゃダメ?」
禁書「ダメ!」
美琴「じゃ、じゃあ………」
美琴「プ、プロポーズされた」
禁書「……………」
禁書「プロポーズ!?」
上条「!」
禁書「プ、プロポーズってあの結婚して下さいっていう…」
美琴「そ、そうよ」
禁書「え?じゃあ二人とも結婚するの?今すぐ?」
美琴「い、今は無理よ、年齢も足りないし…」
禁書「じゃあなんでプロポーズしたの?」
美琴「将来まで待って欲しいって…ちゃんと責任取れるまで…」
禁書「あのとうまが………」
上条「め、飯できたぞ!ほら!」
美琴「あ、テーブル片付けましょ」
禁書「うん!」
上条「よいしょっと…男料理だけど、まあ食べてみてくれ」
禁書・美琴「いただきまーす」
美琴「ん…なかなかおいしいじゃない」
上条「そうか?」
禁書「いつものとうまの味だね!」
美琴「これならたまに作ってもいいわね」
上条「いや、おまえの腕前にはおよばねえよ」
禁書「将来結婚したら~じゃないの?」
上条・美琴「!!!」
禁書「とうまって優柔不断だと思ってたけど、意外とキメるときはキメるんだね」
上条「おい……まさかこいつに………」
美琴「………しゃべっちゃった」
上条「やっぱりさっきのは……なんでまた………」
美琴「お、押し負けちゃった…」
禁書「ほらほら、奥さんをいじめちゃダメだよ!奥さんには優しくしなきゃ!」
上条「おまえ~他のやつに言ってねえだろうな?」
禁書「さっき聞いたばっかりなのに他の人に言えるわけないんだよ」
上条「そうか、じゃあこれは秘密だ」
禁書「えーなんでー?」
上条「結婚するときはみんなをびっくりさせたいんだよ、おまえも結婚式によんで、好きなだけケーキ食わせてやるからこれは秘密だ!」
禁書「ケーキ!?」
上条「ああ、だから絶対誰にも言うんじゃねえぞ?」
禁書「うん!わかった!」
上条「おい」
美琴「へ?なに?」
上条「結婚式は特大のケーキを用意するぞ」
美琴(結婚式………)
美琴「う、うん」
上条「じゃあこの話は終わりだ、とっとと飯食うぞ」
ー夕方ー
上条「今日は帰んのか?」
美琴「うん、あっちの掃除もちょっと残ってるしね、明日は泊りでくるわよ」
上条「そうか、じゃあむこうまで送ってくぞ」
美琴「いいわよ、外寒いし…」
上条「寒い中彼女を一人で帰らすわけには行かねえだろ?」
美琴「………うん」
上条「じゃあちょっと待っててくれ上着とかとってくるから…」
美琴「はいはい」
禁書「みことー!」
美琴「ん?なに?」
禁書「明日は止まるんだよね?」
美琴「そうよ」
禁書「じゃあ、明日はパジャマパーティーだね!」
美琴「うん!明日はお揃いゲコ太よ!」
禁書「あのおっきいクマと一緒に待ってるからね!早く来てね!」
美琴「できるだけ早くくるわ」
上条「よし、準備できたし行くか」
美琴「それじゃあまた明日ね」
禁書「バイバイ!」
バタン
上条「寒いな…」
美琴「冬だからしょうがないでしょ」
上条「気候に文句つけられるほど、俺は大きい人間じゃねえしな」
美琴「予測するのが限界ね…あっ!」
上条「どうした?」
美琴「マフラー……使ってくれてるんだ………」
上条「ああ、ほんと重宝してるぜ」
美琴「うん………」
上条「そういうおまえもつけてんだろ?」
美琴「当然!肌見離さず持ってるわよ!」
上条「クリスマスからあっというまだったな」
美琴「気づいたら明日が大晦日で、明後日は新年ね」
上条「まだ明日もあるし今年いっぱい楽しむか」
美琴「まだ終わってないもんね」
上条「って言っても、明日は一日こたつでゆっくりかな」
美琴「わざわざ大晦日に出かけるとこなんかないわよね」
上条「インデックスの相手は任せたぞ~」
美琴「はいはい、あんたはこたつで猫と一緒に丸くなってなさい」
上条「そうさせていただきます」
ー寮の前ー
上条「ついたな」
美琴「うん………」
上条「寒かったな」
美琴「左手はあったかいわ」
上条「俺は右手があったかい」
美琴「でもあったかいのもここで終わりか………」
上条「おい」
美琴「えっ?」
チュッ
上条「俺も離れるのは嫌だけど、明日までこれで我慢してくれ」
美琴「………うん」
上条「………毎日キスすりゃあ、流石にもう顔まで真っ赤にして恥ずかしがらないな」
美琴「そ、そういうこと言わないでよ!」カァァ
上条「それ以外はからっきしだけどな、そこがいいんだけど」
美琴「~~~~~」カァァ
上条「いっつもおまえから言ってくるから、今日は俺からしてみたんだが…」
美琴「ま、まあいいけど…」
上条「しかし………おまえはキスが好きなのか?」
美琴「わ、わるい!?」
上条「人前でしないだけマシだけど」
美琴「人前なんて、恥ずかしくてできるわけないでしょ!」
上条「そりゃそうだ」
美琴「で、でも………二人だけのときは…」
上条「わかってるよ」
上条「それじゃあ俺は帰るわ」
美琴「あ!待って!」
上条「ん?」
チュッ
美琴「おやすみの分も…」
上条「………おはようの分は?」
美琴「それは明日の朝してもらうわ!」
上条「そうかい」
美琴「それじゃあ明日ね!」
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