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01/02
美琴「この怠惰な状況を打開するために、遊ぶことを推奨するわ!」

上条「それだけの御高説を唱えるほどなんだから、当然何するか考えておられるんですよね?」

美琴「あたしは民主主義だから、あんたの意見を聞いてそれを参考にしてあげる」

上条「つまり何も考えてないのか…」

美琴「暇だから何かして遊んだら楽しいな~」

美琴「どうせなら当麻のしたいことに付き合ってあげよっかな~まで考えたのよ?」

上条「肝心のとこ丸投げじゃねえか」

美琴「めんどうだったのよ」

上条「認めた!?」

美琴「で、何したい?」

上条「テレビみたい」

美琴「…あんまりテレビに御執心だと嫉妬してビリビリしちゃうかも…」

上条「さ、さあて何しようかな~」

美琴「うんうん、それでいいのよ」

上条「…じゃあどこでも誰でもできる暇つぶしの定番、しりとりで」

美琴「しりとりねぇ…まあいいわ  『り』からね…」

美琴「じゃあ『りす』!」

上条『スペア』

美琴『アイス』

上条『スロベニア』

美琴『空き巣』

上条「す…好きだ」

美琴「勝った~」

上条「しりとりは負けてねえだろ!」

美琴「でも勝負は負けてるわよね?」

上条「くっ………」

美琴「でもまあ、美琴さん相手に頑張ったから努力賞ね」


美琴「愛してるわよ」

上条「………なんか激しく負けた気がするな」

美琴「じゃあ次までに語彙を増やしておくことね~」

上条「それでもなんとなくおまえには勝てない気がする」

美琴「そりゃあレベル5の美琴様だからねぇ」

上条「相手が悪すぎるな」

美琴「勝てない土俵で闘うからダメなのよ」

美琴「勝てないなら自分の土俵に相手を引きずりこむくらいしなきゃ」

上条「う~ん」

美琴「なんかないの?これだけは負けない!ってやつ」

上条「…………」

美琴「ないんだ」

上条「…………」

美琴「ないんだー!」

上条「うっ………」

美琴「アハハハ…ほら落ち込まないで、不幸な奴なら俺の右に出るものはいないとか!」

上条「くっ………あっ!」

美琴「お、あったの?」

上条「この電撃姫をあしらわせるなら右にでるものはいません、はい」

美琴「あんたねえ~」

上条「いや~上条さんほどおまえのこと知ってる奴なんていねえーよ」

美琴「なっ………」

上条「ん?どうした?」

美琴「またあんたはそういうことを平然と……」

上条「え、もしかして怒ってます?」

美琴「怒ってたけど…許してあげるわ」ギュッ

上条「うおっ!」

美琴「んふふ…あんたそれで誰かに負けたりしたら許さないわよ」

上条「負けないだろ…誰より一番近くに居るんだから…」ギュッ

美琴「…そうね」

上条「そうだろ」

美琴「……………真昼間から何やってるのかしら」

上条「まったくだな」

美琴「午後はどこか行くの?」

上条「いや、特には考えてないけど…おまえはどうするんだ?」

美琴「あんたについてく」

上条「あ…そう……」

美琴「なに?なんか困ることでもあるの?」

上条「いや別にないけど…」

美琴「ないけど…なんなのよ?」

上条「一日中一緒だな~って」

美琴「いいでしょ~今は一緒にいたいんだから」

上条「まあ、悪くないな」

美琴「素直に一緒に居たいって言えばいいのに~」

上条「うっ…お、おまえと一緒に居る方が楽しい…かな?」

美琴「………まあ、それで許してやろう!」

上条「ありがとうごさいます」

美琴「で、午後はどうするの?」

上条「どこでもいいけどな~」

美琴「ゲーセンとかどうよ?」

上条「ゲーセンねぇ」

美琴「ゲコ太探さなきゃ!」

上条「ほんと好きだな、あの両生類」

美琴「いいじゃない、ゲコ太!あたしの中では一二を争うくらい好きね」

上条「まじかよ…」

美琴「あんたといい勝負よ」

上条「あれとかよ!?」

美琴「近差であんたが勝ってるわ」

上条「なんかほっとするのが悔しい…」

美琴「あんたもストラップにして、常に持ち歩きたいくらいよ~」ナデナデ

上条「うれしいかどうか微妙なんですけど…」

美琴「だからあんたも努力しないとダメよ」

上条「…努力します」

美琴「うんうん、努力し続けるかぎり負けはないわよ」

上条「………なんか完全に手綱を握られてる気がする」

美琴「大事なものは一番近くに引き止めとかないと」

上条「大事なものか…俺もなんか考えるかな」

美琴「その必要はないわよ」

上条「なんで?」

美琴「あたしがそんな簡単に離れると思う?」ギュッ

上条「この甘えん坊はなかなか離れんだろうな」

美琴「そういうことよ」

上条「そういうことか」



上条「たまには白井をかまってやったらどうだ?」

美琴「黒子?いいのよ、あれは」

上条「やけに厳しいな」

美琴「あたしにべったりだったから、離れることも大切なのよ」

上条「ってめんどくさくて、てきとーにあしらってるだけじゃないのか?」

美琴「わかる?」

上条「あしらうことなら、上条さんはスペシャリストだからな」

美琴「ここなら黒子も飛んでこないし、ほんといいわね」

上条「でもおまえ、お姉様~とか滅多に言われないぜ」

美琴「まあ、そうだけどね」

上条「これでもお嬢様なんだよな~」

美琴「これでもは余計よ!」

上条「お嬢様は好きな男のとこに行って、昼間っから抱きついたりすんのか?」

美琴「そんなの知らないわよ!」ギュゥゥゥ  

上条「痛い!痛い!!!」

美琴「あんまり言うと絞め殺すわよ!」

上条「やめて!それだけは!」

美琴「まったく、そういうあんたはどうなのよ?」

上条「俺?おまえが寄ってくる分には、かわいいなぁ~って思ってるけど…」

美琴「か、かわいいって………」

上条「そりゃ好き好き言って抱きついてこられたら、悪い気がするどころかむしろ好きになるだろ」

美琴「じゃ、じゃあ、あたしのこと好き?」

上条「だから好きって言ってんだろ?」

美琴「んふふー」

美琴「ねえ、もう一回!」

上条「あ?抱きついてくるおまえはほんとかわいいぞ」

美琴「はぁ~もう今死んでもいいわ」

上条「そ、そんなに!?」

美琴「女の子はそういう言葉に弱いのよー」

上条「なるほど…」

美琴「他の子に言っちゃダメよ!」

上条「なんで?」

美琴「ときめいちゃったら悪いじゃない」

上条「何が?」

美琴「あたしって嫁がいるのに、どうしようもないでしょ?」

上条「そうだなー俺は嫁さん一筋だからな」

美琴「幸せ…」ギュッ

上条「嫁さんを幸せにしてやれるなんて、男の本望だな」

美琴「…もしかして今が絶頂期なんじゃない?」

上条「こんなにはやくか!?」

美琴「やばいわ、これから落ちて行くなんて…」

上条「い、いや!頑張るから!もうちょっとあげて行きますから!」

美琴「期待してるわよ~」


美琴「初恋って叶わないのよね?」

上条「らしいな」

美琴「でも叶ってるんだけど」

上条「そのうち終わるってことじゃないか?」

美琴「いや!絶対にいや!」

上条「じょ、冗談だって」

美琴「冗談にしたってひどすぎるわ…」

上条「だいたいそんなの迷信だろ?都市伝説の類いと一緒じゃねえか」

美琴「都市伝説ほんとだったし…」

上条「えっ?」

美琴「脱ぎ女もどんな能力も効かない男もいたし…」

上条「そ、それはそれ、これはこれってことで…」

美琴「でも浮気するかもしれないし…」

上条「あーもう!将来絶対に幸せにするから!これでいいだろ?」

美琴「将来…だけ?」

上条「今からずっとだよ!」

美琴「じゃあいいわ♪」

上条「はぁ~毎回こんなセリフはかなきゃならんのか…」

美琴「~♪」

上条「まあこの顔見れるんならいいか」

美琴「なんか言ったー?」

上条「いや、何も」

美琴「ところで、いったいどれくらいの人が初恋の人と幸せになってるのかしら?」

上条「そうだな~全体の2%くらいじゃねえか?」

美琴「そんなもんかしらね」

上条「かくいうこの書き手も、未だに夢に見るそうだからな」

美琴「男って大変よね~いつまでもずるずると」

上条「それだけ想いが強いんだよ…移り気な女と違って」

美琴「女だって想う力はすごいわよ?」

上条「女は爆発力があるけどスタミナ切れしがちだろうが」

美琴「男は持久戦に持ち込むけど、闘う相手がいなくなって終わりよね」

上条「初恋のせいで若干恋愛恐怖症になってな」

美琴「???」

上条「自分の鈍感具合に憤慨と後悔の念が押し寄せてきて…」

美琴「あんたほかに好きな人がいたの!?」

上条「いや、おまえだけだけど?」

美琴「あ…うん、そうなんだ」

上条「なんか誰かに憑依されたような感じ?」

美琴「ああ、ここは汲み取ってくれるとありがたいわね」

上条「まあでも、こうやって付き合ってるんだから大丈夫だろうな」

美琴「そんなもんなの?」

上条「この右手でなんとかなってるだろ」

美琴「夫婦喧嘩はビリビリできないわね」

上条「こっちも右手で殴るなんてできそうにもないけどな」

美琴「優しいんだー?」

上条「上条さんは基本的に優しいんですよー」

美琴「いっつも説教してるじゃない…」

上条「あ、あれは優しさの裏返しというか…」

美琴「あーあたしも説教されちゃうのかなー」

上条「…浮気した時だけな」

美琴「じゃあ大丈夫ね」

上条「言うと思った」

美琴「わかってんじゃない」

上条「まったくその自信はどこからくんだよ」

美琴「そりゃあ愛でしょ」

上条「愛ねぇ」

美琴「信じてないでしょ」

上条「信じてなくもないけど…」

チュッ

美琴「これで信じてくれる?」

上条「信じる」

美琴「まだまだいっぱいかわいがってもらうからね!」

美琴「覚悟しときなさいよ!」




新年一発目はあまあまで

くりきんとんおいしいよね!
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