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01/07
上条「なあ?ちょっと付き合って欲しいんだけど」

美琴「えっ…」ピクッ

上条「ほらもうすぐ冬で寒くなってきてるだろ?それで冬ものの服を買いに行きたいんだけど」

美琴(付き合うってそっちの意味ね)

上条「せっかくだしおまえに選んでもらおうと思ってさ」

美琴「…なんであたし?」

上条「服とか選ぶなら女の子の方が得意だろうし  それに年末年始もうちに居るんだろ?」

美琴「まあ…そうね」

上条「なら一番俺の普段着見るのもおまえだし」

美琴「確かに…」

上条「それにおまえが選んでくれた方が俺としては楽なんだけど」

上条「ついでにおまえの部屋着とかも買えば…外出るときは制服だったろ?」

美琴「部屋着って…ど、同棲してるみたいじゃない」カァァ

上条「ほとんどかわんねーだろ  おまえ、ここ最近ずっとうちに居ついてるし」

美琴「…そんなのいつもみたいに当麻のワイシャツでいいじゃない」

上条「あれじゃあ冬休みで一日中となると無理があるだろ?第一寒いし」

美琴「あたしはあれが気に入ってて…」

上条「それにおまえの制服以外も見てみたいし」

美琴「行きましょ!」

上条「へ?」

美琴「ほら、服買いに行くんでしょ!」グイグイ

上条「あ、ああ」(どうしたんだ?いきなり)

美琴「早く準備する!」(制服以外も見てみたい…見てみたい…えへへ)

上条「へいへい」


ーーーーー

美琴「これなんてどう?」

上条「あの~このUSAはUnited States of Americaの略じゃなくてうさぎのうさですよね?」

美琴「そうよ  いいじゃない!」

上条「いやおまえが着る分には問題無いが…」(こいつに選ばせるのは人選ミスだったか)

美琴「…あたしはいいんだ」

上条「?」

美琴「黒子だと絶対に『お姉様ったらま~たそんな幼稚なものを』って言うから」

上条「そうなのか?まあ部屋着だしな~誰かに見られる訳じゃないし…」

美琴「そうよね~見られる訳じゃないんだからね~」

上条「…そうじゃなくて!俺が着るのに問題があるってことだ!」

美琴「いいじゃない!…ペ、ペアルックで!」

上条「いや流石にこれは…遊びにきたらドアから男子高校生とうさちゃんがこんにちはって…」

美琴「うっ…それは………」

上条「…まあペアルック自体はいいと思うからさ  何か別のを探そうぜ」

美琴「………うん」

上条「それにいつも使うやつのほうがいいだろ?」

美琴「そ、そうね!」

上条「まだ見たいもんあるか?」

美琴「んーここはもういいわ  次行きましょ」

ーーーーー

ジャッジメント177支部

黒子「最近寒くなってきましたわね~」

初春「そうですね~」

黒子「こう寒いと悪さをする方々も家にこもってるようですわね」

初春「そのかわりに冬は冬眠して春にいっぱい増えちゃうんじゃないですか?」

黒子「違いないですの」

初春「こういうとき監視カメラは便利ですよね~」カチカチ

黒子「そうですわね…あとどれくらいで終わりますの?」

初春「まだもうちょっとかかりそうです」カチカチ

黒子「あ~早くお仕事を終わらせて、お姉様の懐で温まりたい~」

初春「あ、御坂さん」

黒子「どこに!?」

初春「ここに…」

黒子「流石お姉様!私の想いが通じたのですね!」

初春「誰か男の人と一緒に居ますね」

黒子「なん…ですって………」

初春「確か上条さんでしたっけ?」

黒子「また!またあの方と一緒に!!!」

初春「最近仲いいですよね」

黒子「お姉様、口を開けばあいつが、あいつが、ってあの方の話ばかり…」

初春「やっぱりお付き合いされてるんですかね?」

黒子「そんなことこの私がゆるしませんわ!」ワナワナ

初春「し、白井さん落ち着いて…」

黒子「これが落ち着いていられますか!あんなヘラヘラしてる男にお姉様が!」

初春「優しそうじゃないですか」

黒子「今もこうやって私に見せつけるように!」

初春「さっきと言ってることが違うような…」

黒子「お姉様あああ!黒子のお姉様はどこに行ってしまわれたんですのおおおお!」ガンガン

固法「いい加減仕事しなさい!」バシッ


ーーーーー

上条「さて、昼飯も食ったし次行くか」

美琴「そうね、あんたの分はほとんど買ったからあとはあたしの分ね」

上条「部屋着だからな~ラフな感じのいいやつを…」

美琴「…………」

上条「ど、どうした?」

美琴「え?あ、え~っと…」

上条「なんか良さ気なのあったか?」

美琴「そうじゃなくて…」

上条「なんだ?言ってみろよ」

美琴「手…」

上条「て…?」

美琴「手繋いでくれないのかな~って…」

上条「……それは…この人の多いとこじゃないとダメなのか?」

美琴「………寒いな~」

上条「ああ!ぜひ!ぜひ繋がせて下さい!」ギュッ

美琴(あったかい…)


ーーーーー


上条「あとはここぐらいか」

美琴「そうね…あっ!」

上条「ん?いいやつあったか?」

美琴「ま、まあね!」

上条「そうか  じゃあそれ買ってこいよ  俺もちょっと買うもの思い出したから、買い終わったらここで待ち合わせってことで」

美琴「わかったわ」

上条「そんじゃ、またあとでな」

美琴「はいはーい」



美琴「あんたを探してたのよ」ボソッ


ーーーーー

上条「悪い待ったか?」

美琴「あたしもちょっと見て回ってたから、ちょうど戻ってきたところよ」

上条「お、ちゃんと買ってるみたいだな  それじゃあ帰るか」

美琴「はい、荷物持つわよ」

上条「いいってこれくらい俺が…」

美琴「いいから、いいから」

上条「あっ…」

美琴「あんたはその代わり…」ギュッ

美琴「しっかり離さないようにしなさいよ」

上条「…わかったよ」


ーーーーー

美琴「それにしても本当に寒くなってきたわね」

上条「ああ、冬もの買いに行って正解だったな」

美琴「夜ご飯どうしよっか?」

上条「寒いし鍋とかいいんじゃないか?」

美琴「鍋ねーいいわね」

上条「うちの冷蔵庫にある分でできそうか?」

美琴「んーうん、大丈夫だと思う」

上条「よし、それじゃとっとと帰るか…あっ!」

美琴「?」

上条「忘れるとこだった」

美琴「なに?なんか買い忘れ?」

上条「いんや、その逆だよ  買ってたの忘れてた」

美琴「…で、それは今思い出さなきゃいけないもんなわけ?」

上条「えっとここに…ほら」スッ

美琴「何これ?」

上条「荷物持っててやるから開けてみろよ」

美琴「なになに~?」ガサガサ

美琴「…手袋?」

上条「ほら昼に寒いって言ってたじゃん」

美琴「そ、それは…」

上条「そして…これ」

美琴「?…同じ手袋?」

上条「色違いのな  ペアルックにしたいって言ってただろ?」

美琴「あ…」(覚えててくれたんだ)

上条「これならいつでも使えるだろうと思ってさっき買ったんだよ」

美琴「あ、ありがとう…」

上条「まあ、今日一日付き合ってくれた御礼ってことで」

美琴「でも…」

上条「ん?」

美琴「今日はこっちで…」ギュッ

上条「ああ…じゃあ帰るか!そろそろ本格的に寒くなってきたし」


ーーーーー


上条「ふぅ…鍋準備できたぞー」

美琴「ちょっとまってー」

上条「?」

美琴「じゃ~ん!」

上条「うおっ!なんだそれ!?かえる?」

美琴「ゲコ太よ!ゲ・コ・太!」

上条「しかも着ぐるみみたいに全身すっぽりと…」

美琴「これ一回着てみたかったのよね!黒子の前じゃ絶対無理だし」

上条「他に今日買った服は?」

美琴「?…これだけだけど?」

上条「はぁ~また今度買い直しだな…」

美琴「いいじゃない!これで♪」



ストックです

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