ー寮ー
美琴(ねむれない………)
美琴(最近ずっとあいつのとこにいたからな~)
美琴(………流石にこの時間に電話するのは迷惑よね)
美琴(でも黒子は寝てるし………)
美琴(…………)
美琴(ちょ、ちょっとだけ…) ピッ
美琴(もう寝てるかも…) トゥルルル
『なんだ?』
美琴「あっ…」(何話すか考えてなかった…)
『ん?もしもーし、聞こえてますかー?』
美琴「き、聞こえてるわよ」
『ああ、それでなんだ?』
美琴「え~っと………」
『何だ?特に用はないのか?』
美琴「べ、別に用がなくても電話くらいしたっていいじゃない!」
『いやまあ、悪くないけどさ…』
美琴「その………ちょっと声が聞きたいな~って」
『…はあ?』
美琴「だ、だって最近ずっとあんたのとこにいたし!夜とか寝るまでずっとしゃ
べってたから…」
『お、おい』
美琴「なによ?」
『寮ってことは白井もいるんじゃないのか?』
美琴「あっ…」
黒子「…………」
美琴「…大丈夫みたい」
『はぁ~中学生にもなって「さびしくて眠れませ~ん」ってどうなんだよ?』
美琴「しょ、しょうがないじゃない!あんたと一緒にいるのに馴染んじゃったん
だから……」
『まあこちらとしては悪い気はしないな』
美琴「そういうあんたはどうなのよ?」
『あ?」
美琴「あたしがいなくて寂しいんじゃないの?」
『残念ながらこっちはさびしくて電話してくるうさぎちゃんとはちがうんです
よー』
美琴「なっ……うさ………」カァァ
『まあまたうちにくればいいじゃねえか』
美琴「うん…」
『俺も家事とかなんとかしてもらって助かってるし、またなんか作ってくれよ』
美琴「いいわよ、あたしも好きでやってるんだし」
『こっちはそれですごく助かってるんだけどな』
美琴「………明日…いい?」
『ああ、待ってるからな だから中学生はもう寝ろ』
美琴「うん…おやすみ…」
『おやすみ』ピッ
美琴(待ってるから…か)
美琴(~~~~~) カァァ
美琴(はぁ~はやく明日にならないかな~) パタパタ
黒子「お~ね~え~さ~ま~」
美琴「ひっ!…黒子?」
黒子「また!またあのお方のとこに行きますのねっ!」
美琴「あ~えっと~」
黒子「黒子はまた独りで枕を濡らさなければならないっ!」
黒子「お姉様はもう身も心もあのお方に捧げてしまったのですね!」
美琴「なっ…まだそんな………」
黒子「構いませんわ!2番目でも!そのかわり黒子の初めてを奪って下さいま
し!」
美琴「ちょっと黒子!」
黒子「さあ、お姉様!黒子の、黒子の初めてをおおおお!」
美琴「ちょっと!」
黒子「さあ!さあ!!!」ガバッ
美琴「いい加減にしろって言ってんでしょうがああああ!」ビリビリ
黒子「ああんっ!お姉様ぁ~」ヒクヒク
美琴「うああああ!こっちに来るなああああ!」ビリビリ
黒子「まだ、まだですわ!」
美琴「なんでまだ動いてくるのよおおお」ビリビリ
ー翌日ー
美琴(結局ぜんぜん眠れなかったわ…) コンコン
上条「よお!」ガチャ
美琴「ああ」
上条「どうした?元気ねえじゃねえか?」
美琴「あのあとねぇ………」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
上条「なるほどねぇ」
美琴「おかげでこっちは朝まで逃げ回るはめになったんだから」
上条「それで寝不足な訳か」
美琴「ふわぁ~ちょっと寝ようかしら」
上条「そうしたらどうだ?まだ昼まで時間あるし」
美琴「そうねー」ポンポン
上条「えっと、何をしてらっしゃるんですか?」
美琴「…まくら」
上条「枕はそこに置いてあるんですけども…」
美琴「…それっ!」ビシッ
上条「えー腕ですね、はい」
美琴「~~~腕枕しなさいって言ってんのよ!」カァァ
上条「ああ、なるほど」
美琴「わかったら早く!」
上条「はいはい、お隣失礼~」
美琴「はぁ~よく眠れそう」
上条「そりゃよかったな」
美琴「…………」
上条(もう寝たのか?)
上条(あんだけ眠そうだったからな)
上条(気持ち良さそうな寝顔して…)
上条(…………) チュッ
~~~~~~~~~~
美琴(寝てるときにするなんて…) カァァ
美琴(まあいいか)
美琴(次は起きてるときに……)
この間友人とメールの流れで「どうしたんだい?子猫ちゃん?」というセリフをはきました
こんな恥ずかしいセリフを言ってる・・・
でもここにのせてるSSの方が恥ずかしいことまみれなんだよね
自分の脳みそのどこからひねりだされてるんだろうね?
そういう欲望がどこかにあるのかも
書くときは前にある程度構想を練ったりします
でも実際は結構思いつきでいろいろ追加したりして出来上がり
コンセプトだけ決めていくとか
ラストだけ決めてそこに無計画に走り出すとか
好きになったり好かれたりっていいよね
なんか青春みたいで
でもそれにはすごく勇気がいる
誰かを好きになるのはすごく勇気がいる
誰かに好かれることもすごく勇気がいる
そこになにかの恐怖があるから勇気がいるのかもしれない
自分はあまり勇気がないから
どうにも身を投じることができない
自分の中だけでそういう気持ちになって
自分の中だけで完結させる
そんな人間が主人公じゃつまらないと思ってる
だから思いを伝えることができる勇気を持った主人公、あるいはヒロイン
勇気が報われるSSは書いてて楽しいね
幸せを願うのは誰のためかな?
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70
小説よかったです!!
自分の昔の彼女のやり取りにすこし
似ていていろんな気持ちになりました(笑)
う~~~ん憂鬱さんなかなか興味深いこと
いってますね!
自分もそれがどうなのか考えてみます!
答えはたくさんあると思うし、人それぞれだと思うので自分にあった答えを見つけ出すのが一番なのですかね!
自分の昔の彼女のやり取りにすこし
似ていていろんな気持ちになりました(笑)
う~~~ん憂鬱さんなかなか興味深いこと
いってますね!
自分もそれがどうなのか考えてみます!
答えはたくさんあると思うし、人それぞれだと思うので自分にあった答えを見つけ出すのが一番なのですかね!
71
人の顔を見る勇気がないw
72
どうしたんだい?子猫ちゃん?はメールでは言ったことは無いです…(*ノ∀ノ)イヤン
ただリアルでは子猫ちゃんは言ったことはありますね(ノ´∀`*)
苦手な事を乗り越えるのは大変ですよね(;´Д`)
虫は基本臆病者ですから勇気とは縁の無い虫です(*´ω`*)
ただリアルでは子猫ちゃんは言ったことはありますね(ノ´∀`*)
苦手な事を乗り越えるのは大変ですよね(;´Д`)
虫は基本臆病者ですから勇気とは縁の無い虫です(*´ω`*)
73
とは言っても所詮18男子の考えなので
経験者様の言葉ほどではありません
ストックが切れかけ・・・
そしてバレンタイン・・・
普段はiPod touchかiPhoneでちまちま書いてますが
たまにはPCで書くのもいいかも
ということで新しいのを書いてきます!
経験者様の言葉ほどではありません
ストックが切れかけ・・・
そしてバレンタイン・・・
普段はiPod touchかiPhoneでちまちま書いてますが
たまにはPCで書くのもいいかも
ということで新しいのを書いてきます!
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