fc2ブログ
02/09
『そこで言われたんですよ「お二人様でよろしかったですか?」って』

上条(まだこの手の番組やってんだな)

美琴「…………」

―――――

『やっぱりいたんですよね~右手にくっきりと…ずっと手を握ってたんですよ』

美琴「ひっ…………」ビクッ

上条(ありがちだな…)

『やっと家に着いてドアを開けると………居るんですよ…彼女が」

美琴「…………」ブルブル

上条(…………) チラ

『そしてこう言うんです「今日は二人で楽しかったね」って』

美琴「…………」ゴクッ

上条(…………!) ニヤ

『続けてこう言ったんですよ「さみしくなるから………おまえも一緒に連れてっ
てやるわあああああああああ!」』

美琴「!!!!」

上条「…………」ギュッ

美琴「きゃあああああああああああああ!」ビリビリ

上条「お、落ち着けほら俺だって!」

美琴「あああああああああああああ!」ビリビリ

上条「ビリビリはやめて!ビリビリはっ!!!」

―――――
――――
―――
――

上条「わ、悪かったって」

美琴「い、いくらなんでもあれはないでしょ!」

上条「いや、びびってるおまえ見てるとつい何かしたい衝動が沸々と…」

美琴「まだ懲りてないようねぇ~」ビリビリ

上条「すいませんでしたあああ!どうかビリビリだけはご勘弁を!」

美琴「………お風呂入ってくる!」バタン

上条(あれはやりすぎたか……)

―――――

カポーン

美琴(なにが『恐怖のデート』よ」

美琴(そんな非科学的なことあるわけないじゃない!)

美琴(右手が…………)

美琴(ううっ……意識するとなんか………)

美琴(………もうあがろ)

―――――

上条「よお、早かったな」

美琴「ま、まあね  たまにはそんなときもあるわよ」スッ

上条「………あの~なんか近くないですかね?」

美琴「そ、そう?いつもこんな感じじゃない?」

上条「いや、いっつもこんなぴったりひっついてないというか」

美琴「ひっついてるのはみとめるんだ?」ニヤニヤ

上条「くっ…」

美琴「さあテレビの続きでも…」

上条「あっ!右手…」

美琴「!!!」ビクッ

上条「手の甲擦りむいてる  いつのまに怪我したんだ?」

美琴(な、なんだ…)

上条「えっと、救急箱は~」

美琴「ちょ、ちょっと待って!」グイッ

上条「あ?どうした?」

美琴(言えない、さっきのが怖いから一緒にいて欲しいなんて)

美琴「う~~~~」

上条「なんだ?さっきの見てびびってんのか?」

美琴(!!!なんでこんなときは鋭いのよー!)

上条「はぁ~………ほら」スッ

美琴「?」

上条「俺の手を握ってりゃだれもおまえの手を掴めないだろ?」

美琴「な、なるほど」ギュッ

上条「それじゃあとりあえず怪我の手当てをしたいんだが…」

美琴「?」

上条「左手握られてるから右手の手当てができないんだけど…」

美琴「あ、あたしがするわよ!」

上条「それじゃ頼むわ」

―――――

上条「…これ、逆に怪我の範囲広がってんじゃねえか?」

美琴「しょ、しょうがないでしょ!左手でするの難しいんだから…」

上条「いや、あのときだけでも手をはなしてくれてたらよかったんじゃ…」

美琴「…………」ギュゥゥゥ

上条「わかった!わかったから!」

上条「と、とりあえずテレビでもつけるか!なんかしてたほうが気もまぎれるだ
ろ?」

美琴「…そうね」

上条「えーと…マジックショーとか適度にくだらないのやってるぞ」ピッ

『どうも~え?手前の方なんて言いました?え?わぁ!耳が大きくなっちゃっ
た!………これがやりたかっただけなんですけどねぇ~』

美琴「あんた手品って…超能力者に見せられてもねぇ~」

上条「超能力者じゃなくてやってるのがすごいんだろ?」

『ほら浮きますよ~じゃん!………斜めのお客さんは楽しめませんね…あ、これ
売ってるんで!買って楽しんで下さいねぇ~』

美琴「なにこれ?通販?」

上条「…まあ、こういうネタなんだろ?」

美琴「つまんないわね~なんかほかにないの?」

上条「あ~なんもやってないな」

美琴「じゃあもう寝ましょ…誰かさんのせいで疲れたし……」

上条「悪かったな…それじゃ布団出すか」

美琴「えっと………」

上条「ほら手はなしてくれないと布団出せないぞ」

美琴「い、一緒に寝ちゃ………ダメ?」ギュッ

上条「………あのな~中学生だぞ?」

美琴「中学生でも怖いものは怖いわよ!」

上条「でも流石にな~」

美琴「き、今日だけ!今日だけでいいから…」ウルウル

上条「うっ…しょ、しょうがねえな  今日だけだからな」(その顔されて断れる
かよ)

―――――

上条「電気消すぞー」

美琴「はーい」

カチッ

上条「…これいつまで手繋いでたらいいんですかね?」

美琴「寝るま…ずっと………」

上条「眠れそうか?」

美琴「…………」フルフル

上条「はぁ~」ナデナデ

美琴「!!!!」

上条「幽霊でもなんでも出てきたらこいつで殴り飛ばしてやるよ…だから安心し て寝ろ…な?」

美琴「…………うん」

美琴「ありがと……」ボソッ





やっぱり女の子は怖いの苦手なのかな

いや、女の子に限った話じゃないし

人によってまちまちだろうけど

でも美琴はかなり怖がりなイメージ

そして………

ああ、気付けば今度の日曜日がバレンタインデーか………

まだバレンタインデー編できてないよorz

しかし追い詰められてこそ真価が発揮されるってもんだ!

まあそんな期待できるほどのものは作れないけど

さあ、あと半分書けば………
スポンサーサイト



NEXT Entry
マンモスの肉!?ねぎ塩味
NEW Topics
もうどれくらい経っただろう
懐かしい
だいぶ
かくし芸作り
うわっ・・・私の更新期間長すぎ・・・
Entry Category
日記
Comment
88
マギーw

Trackback
Trackback URL

このページへのリンク
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

雨風

Author:雨風
福岡のIT企業に勤める会社員
時間が経つのは早いですねー

FC2カウンター
お天気
カテゴリー
ブログ内検索