上条「さて久しぶりだな」
美琴「そうね~」
禁書「完全記憶能力をフルに使ってお正月から今までをふりかえるんだよ!」
上条・美琴「お願いします」
禁書「二人は順調に愛を育んでるんだよ!」
上条「あの………えっとですね………」
美琴「~~~~~」カァァ
禁書「あれ?間違ってないよ?」
上条「いやぁ…もっと普通な近況報告なんかをするかと………」
禁書「そんなのないよ、いつも通りだったんだよ」
禁書「………二人がいちゃいちゃするのも………」
美琴「そ、そんなにしてないわよ!」
禁書「そお~?毎日キスして、たまに抱きついて………」
禁書「週末に絶対泊りに来るのは違うの~?」
美琴「ち………ちがわないけどぉ………」
上条「あの、インデックスさん?そろそろいいですかね?」
禁書「とうまも!みことがいないときもみことが、みことがって」
上条「ああああぁぁぁぁ………」
美琴「そ、そうなの?」
上条「………そうです」
禁書「という感じなんだよ」
上条「………だれか………インデックス止めてくれ………」
禁書「小萌によく焼肉パーティーに誘われるんだよ………」
上条「先生………無駄にきをきかせるから………」
美琴「そ、そう!今度ここでしましょ!焼肉!」
禁書「ほんと!?」
美琴「だから今日は終わりってことで………ね?」
禁書「うん!」
上条「もうすぐバレンタインデーか………」
本編
―上条家―
上条「もうやってんのか」
美琴「なにが?」
上条「この時期………って言っても一ヶ月後だけど」
上条「バレンタインデーに向けてチョコの売り出し」
美琴「早いわね~」
禁書「バレンタインデーってあれだよね、チョコレートがいっぱい食べれる日!」
上条「ものすごい断片的な知識だな」
美琴「正確には、女の子が好きな人にチョコレートあげて、もてる男の人がたくさん食べれるのよ」
上条「それは………正確過ぎやしませんかねえ?」
禁書「えー?じゃあ、あたしは食べれないの?」
美琴「ん~、最近は好きな人だけじゃなくて友達とかで交換したりするし」
美琴「あと男の人が渡す逆チョコなんてあるから食べれるんじゃない?」
禁書「やったー!」
上条「へーそんなのがあんのか」
禁書「とうま!」
上条「はい?」
禁書「インデックスは一個じゃなくても、十個でも百個でもいいんだよ!」
上条「やらねえよ!」
美琴「あ、あたしは一個でいいから………」
上条「え?」
禁書「とうまは作らないの?」
上条「つってもな~俺、お菓子とか作ったことねえし」
禁書「じゃあみことに教えてもらえばいいんだよ!」
美琴「え?………でも………」
上条「ん?どうした?」
美琴「その………別で作ってあとで渡す方がいいんじゃない?」
上条「あー俺はどっちでもいいけどな、おまえが作ってん見るのも好きだし」
美琴「!!!!」
禁書「あたしはお菓子がもらえればいいんだよ」
美琴「作るわよ………」
上条・禁書「?」
美琴「みんなで作るわよ!あたし監督のもと!」
上条「そうか、まあおまえに教えてもらえりゃ変なもんはできねえだろ」
禁書「よかったね!」
美琴「あんたも作んのよ!」
禁書「えー?」
美琴「もらったら返す、あんたもいろいろできるようになった方がいいでしょ?」
禁書「でも………二人だけの方がいいんじゃないの?」
美琴「こういうのはみんなでした方が楽しいのよ………それに………」
禁書「?」
美琴「その………渡すときに二人っきりにしてくれれば………」
禁書「………了解なんだよ」
上条「なにはなしてんだ?」
美琴「な、なんでもない!この子も作るって」
禁書「なにごとも挑戦なんだよ!」
上条「そうか」
美琴「と言っても、バレンタインデーまでまだ一ヶ月あるのよね~」
上条「まあ、一週間くらい前に作ればいいんじゃねえか?」
美琴「そうね」
禁書「楽しみだね」
上条「それと………」
美琴「なに?」
上条「買いたいもんがあるから、今度の日曜いいか?」
美琴「別にいいけど………何買うの?」
上条「それは当日の楽しみってことで」
美琴「まあいいわ」
禁書「インデックスはお留守番なんだよ」
上条「悪いな、そのかわりお土産買ってくるから」
禁書「お土産!?」
上条「………言っとくが食いもんじゃねえぞ」
禁書「な~んだ」
上条「まあ、なんかお菓子でも買ってきてやるから」
禁書「わかった!」
―日曜日―
美琴「ごめーん、待ったー?」
上条「いや、こっちもちょうど補習終わったとこ」
美琴「……………」
上条「どうした?」
美琴「半年前はこのやりとりにならなかったのよね…」
上条「???」
美琴「忘れてんならいいのよ」
上条「そ、そうか」
美琴(やっとこういう関係になれたのよね…)
上条「そんじゃ、行きますか」
ぎゅっ
美琴「うん!」
美琴(もうフリじゃないのよね!)
美琴「~♪」
―とあるお店―
美琴「服なら買ってもきれないわよ?」
上条「いや、そっちじゃなくて………」
上条「これこれ」
美琴「………エプロン?」
上条「いっつもしてるだろ?で、まあいつも作ってもらってるお礼ってことで」
美琴「そ、そんな…気にしなくていいのに」
上条「その裏には、上条さんのもっと作って下さいという思いが含まれていた
り…」
美琴「ふふっ」
上条「だから…そういうことで…」
美琴「それじゃあ買ってもらうしかないわね!」
上条「ああ、それじゃいいやつ探すか」
~~~~~~~~~~
上条「やっぱりそれなんですね…」
美琴「あったりまえよ」
上条「まあいいけど…」
美琴「あたしが着ればあんたはなんでもいいんでしょ~?」
上条「んっ………まあ………」
美琴「ふふっ、それじゃこれよろしくー」
上条「はいよ」
上条「あとはインデックスの分だな」
美琴「やっぱりあの子のもいるわよね」
上条「ただでさえ白の修道服なのに、チョコなんかつけたら余計目立つしな」
美琴「そうよね~」
上条「サイズはおまえのよりちょっと小さいくらいか?」
美琴「ん~これなんかいいんじゃない?」
上条「は…花柄はちょっと………」
美琴「ダメ?ほかには~」
~~~~~~~~~~
「しっかり彼女さんしてますね」
「御坂さんの彼氏か~」
「初春が見たのってクリスマスのときだったっけ?」
初春「はい、たまたま監視カメラで見て」
佐天「白井さんとかすごいことになったんじゃない?」
初春「たいへんでしたよー、地の果てまでテレポートするとかなんとか言って」
佐天「あははは………でも大丈夫だったんだよね?」
初春「そ、そうですね………いろいろあって………」
佐天「ってことは白井さん公認か~」
初春「そ、そういうわけじゃないんですよ………」
佐天「え?」
―――――
――――
―――
――
佐天「初春やるねぇー!」
初春「あまりの圧に押されて思わず………」
佐天「ってことは白井さんはまだしらないのかぁ………」
初春「佐天さん、白井さんに言っちゃダメですよ?」
佐天「わかってるって、お二人のことはお二人にまかせて………」
黒子「何をおまかせすると?」
初春「し、白井さん!」
佐天「ど、どうも~」
黒子「雑談はそこまでにして、初春!お仕事ですわよ!」
初春「は、はい!」
佐天「あ、終わったらメールしてね!」
初春「わかりました」
黒子「ほら、早く行きますわよ!」
初春「あぁ、どうせなら一緒にテレポートして下さいよ~」
佐天「行ったか………」
佐天「……………」
佐天「もう少しお二人を観察して………」
佐天「ってもういないや」
佐天「………帰ろ」
~~~~~~~~~~
上条「夜飯の材料も買ったし、とっとと帰るか」
美琴「そうね~」
ぎゅっ
上条「これも普通になったな」
美琴「ずっとこうだもん」
上条「これが自然にならないほうがおかしいか」
美琴「そうそう」
上条「しかし………こんな風にバレンタインを迎えることになるとはな~」
美琴「どんな風?」
上条「おまえとチョコ作って交換とか」
美琴「あ、あたしは………付き合ってなくても、たぶんあんたにチョコレート作ったと思う………」
上条「そ、そうか………」
美琴「………絶対そう」
上条「それは光栄だな」
美琴「もっと喜んでもいいのよ?」
上条「まあ、彼女からチョコ貰うのに比べたらな」
美琴「じゃ、じゃあ、楽しみにしてなさいよ!」
上条「はいよ」
―上条家―
禁書「これ!」
美琴「ぴったりじゃない!」
上条「それで服も汚れねえな」
禁書「わー!ありがとー、みこと!」
美琴「いいのよ~せっかくみんなで作るしね~」
上条「あの~買ったのはわたくし、上条さんなんですけど~」
禁書「これだけでお料理できるようになったみたい!」
美琴「まだよ、これから特訓してくんだから」
上条「えっと………」
禁書「はい!せんせー!」
美琴「それじゃ早速夜ご飯作るわよ!」
禁書「了解です!せんせー!」
上条「………まいっか」
―次の日―
上条「そんじゃ、来週は来れねえのか」
美琴「最近黒子がね~」
上条「何かあったのか?」
美琴「う~ん、何もないんだけど………」
美琴「何もないのが何かありそう?」
上条「はあ?」
美琴「まあ、そういうことだから!」
上条「どういうことだよ?」
美琴「いっとき様子見ってことで」
上条「まあ………おまえがそう言うんなら………」
美琴「!………何?あたしに会えなくて淋しい?」
上条「また自分で飯作らねえとな~」
美琴「あんたね~」
上条「じょ、冗談だって!」
美琴「まったく………それじゃ、次はバレンタイン前の日曜日に行くから」
上条「あ、そういえばバレンタインって確か日曜だったぞ」
美琴「え?ほんとに?」
上条「………日曜におまえが来るから準備の日にしようと思ったら………まさか
バレンタイン当日とは」
美琴「なんか運命的なものを感じるわね………」
上条「女の子は運命とか好きだよな」
美琴「そういう風に運命付けられてんのよ」
上条「………説得力あるなその言葉」」
美琴「さっきの話に戻るけど、じゃあ次会うのはバレンタインの日ね」
上条「そうなるな」
上条「まあ………そっちの方が楽しみが増えていいんじゃねえか?」
美琴「楽しみって?」
上条「ほら、いっとき会ってなくて会う方が嬉しいだろ?」
美琴「そ、そうね………」
上条「まあ、携帯もあるし、どっかで会うだろ」
美琴「いや、どうせならまったく会わないでいきましょ」
上条「あ?」
美琴「そっちの方が嬉しいでしょ?」
上条「何もそこまでしなくてもいいんじゃねえか?」
美琴「やるからにはしっかりやる!妹達使えば会わないようにナビも出来る し!」
上条「………まあ、おまえがしたいってんならいいけど」
美琴「決まりね」
禁書「それじゃあ次会うまでの分~とかしなくていいの?」
美琴「今するとこだっ………」
禁書「そっか~ごめんね~」
美琴「ううっ………」
上条「美琴………さん?」
ぎゅっ
上条「おっと」
美琴「行動力だけはあるんだから!」
上条「そうだn………」
ちゅっ
美琴「……………」
上条「……………」
美琴「………はぁ」
上条「ったく、いきなr………」
ちゅっ
美琴「……………」
上条「……………」
美琴「……………」
上条「…………んんっ」
美琴「…………はぁっ」
上条「な………長いっ………」
美琴「ハァ………これから会えない時間の方が長い!」
上条「………そうだな」
美琴「じゃ、またね!」
上条「ああ」
―寮―
美琴「あれから一週間か~」
美琴(やっぱり会いたいな~)
黒子「お姉様?」
美琴「え?」
黒子「今、一週間がどうとか………」
美琴「あ、ああ、なんでもないわよ」
黒子「そうですか………それはそうと」
黒子「今週は『お友達』の方のところに行きませんのね」
美琴「ま、まあね………」
黒子「最近は『上条さん』とも会っていないようですわね」
美琴「そ、そうね~」
黒子「先週は上条さんとどこへ?」
美琴「ちょっと買い物に………!」
黒子「なるほど………お友達とお買い物ですか………」
美琴「えっと………」
黒子「お姉様!黒子が気づかないとお思いですか!?」
美琴「……………」
黒子「よりにもよってあの類人猿と………」
黒子「お姉様には黒子がいますのに………黒子よりあの方の方がいいと言うんですか?」
美琴「そ、そういうことじゃなくて………」
黒子「どういうことですか!?」
美琴「あたしは………後輩としても、同じルームメイトとしても、助け会える親
友としてもあんたのことが好きだけど」
美琴「あいつは違う!いつも近くにいて欲しい、いつもあたしのことを考えてて
欲しい、いつもあたしのことを好きでいて欲しい!」
美琴「あいつはそういう存在なの………」
美琴「黙ってたのは悪かったけど、これはわかってて欲しい」
美琴「あたしはあいつのことが好きなの!」
黒子「お姉様………」
美琴「あんたが邪魔するってんならこっちも容赦しないわよ!」
黒子「そ、そういうことではなくて………」
バタン
黒子「わたくしは………」
つづきはまたあとで
というか出来てないw
基本的に短時間で一気に書くタイプなので問題はない・・・かも
さあチョコ作り開始
そして黒子との関係は?
煽ってもそんなたいそうなものはないけどね
美琴「そうね~」
禁書「完全記憶能力をフルに使ってお正月から今までをふりかえるんだよ!」
上条・美琴「お願いします」
禁書「二人は順調に愛を育んでるんだよ!」
上条「あの………えっとですね………」
美琴「~~~~~」カァァ
禁書「あれ?間違ってないよ?」
上条「いやぁ…もっと普通な近況報告なんかをするかと………」
禁書「そんなのないよ、いつも通りだったんだよ」
禁書「………二人がいちゃいちゃするのも………」
美琴「そ、そんなにしてないわよ!」
禁書「そお~?毎日キスして、たまに抱きついて………」
禁書「週末に絶対泊りに来るのは違うの~?」
美琴「ち………ちがわないけどぉ………」
上条「あの、インデックスさん?そろそろいいですかね?」
禁書「とうまも!みことがいないときもみことが、みことがって」
上条「ああああぁぁぁぁ………」
美琴「そ、そうなの?」
上条「………そうです」
禁書「という感じなんだよ」
上条「………だれか………インデックス止めてくれ………」
禁書「小萌によく焼肉パーティーに誘われるんだよ………」
上条「先生………無駄にきをきかせるから………」
美琴「そ、そう!今度ここでしましょ!焼肉!」
禁書「ほんと!?」
美琴「だから今日は終わりってことで………ね?」
禁書「うん!」
上条「もうすぐバレンタインデーか………」
本編
―上条家―
上条「もうやってんのか」
美琴「なにが?」
上条「この時期………って言っても一ヶ月後だけど」
上条「バレンタインデーに向けてチョコの売り出し」
美琴「早いわね~」
禁書「バレンタインデーってあれだよね、チョコレートがいっぱい食べれる日!」
上条「ものすごい断片的な知識だな」
美琴「正確には、女の子が好きな人にチョコレートあげて、もてる男の人がたくさん食べれるのよ」
上条「それは………正確過ぎやしませんかねえ?」
禁書「えー?じゃあ、あたしは食べれないの?」
美琴「ん~、最近は好きな人だけじゃなくて友達とかで交換したりするし」
美琴「あと男の人が渡す逆チョコなんてあるから食べれるんじゃない?」
禁書「やったー!」
上条「へーそんなのがあんのか」
禁書「とうま!」
上条「はい?」
禁書「インデックスは一個じゃなくても、十個でも百個でもいいんだよ!」
上条「やらねえよ!」
美琴「あ、あたしは一個でいいから………」
上条「え?」
禁書「とうまは作らないの?」
上条「つってもな~俺、お菓子とか作ったことねえし」
禁書「じゃあみことに教えてもらえばいいんだよ!」
美琴「え?………でも………」
上条「ん?どうした?」
美琴「その………別で作ってあとで渡す方がいいんじゃない?」
上条「あー俺はどっちでもいいけどな、おまえが作ってん見るのも好きだし」
美琴「!!!!」
禁書「あたしはお菓子がもらえればいいんだよ」
美琴「作るわよ………」
上条・禁書「?」
美琴「みんなで作るわよ!あたし監督のもと!」
上条「そうか、まあおまえに教えてもらえりゃ変なもんはできねえだろ」
禁書「よかったね!」
美琴「あんたも作んのよ!」
禁書「えー?」
美琴「もらったら返す、あんたもいろいろできるようになった方がいいでしょ?」
禁書「でも………二人だけの方がいいんじゃないの?」
美琴「こういうのはみんなでした方が楽しいのよ………それに………」
禁書「?」
美琴「その………渡すときに二人っきりにしてくれれば………」
禁書「………了解なんだよ」
上条「なにはなしてんだ?」
美琴「な、なんでもない!この子も作るって」
禁書「なにごとも挑戦なんだよ!」
上条「そうか」
美琴「と言っても、バレンタインデーまでまだ一ヶ月あるのよね~」
上条「まあ、一週間くらい前に作ればいいんじゃねえか?」
美琴「そうね」
禁書「楽しみだね」
上条「それと………」
美琴「なに?」
上条「買いたいもんがあるから、今度の日曜いいか?」
美琴「別にいいけど………何買うの?」
上条「それは当日の楽しみってことで」
美琴「まあいいわ」
禁書「インデックスはお留守番なんだよ」
上条「悪いな、そのかわりお土産買ってくるから」
禁書「お土産!?」
上条「………言っとくが食いもんじゃねえぞ」
禁書「な~んだ」
上条「まあ、なんかお菓子でも買ってきてやるから」
禁書「わかった!」
―日曜日―
美琴「ごめーん、待ったー?」
上条「いや、こっちもちょうど補習終わったとこ」
美琴「……………」
上条「どうした?」
美琴「半年前はこのやりとりにならなかったのよね…」
上条「???」
美琴「忘れてんならいいのよ」
上条「そ、そうか」
美琴(やっとこういう関係になれたのよね…)
上条「そんじゃ、行きますか」
ぎゅっ
美琴「うん!」
美琴(もうフリじゃないのよね!)
美琴「~♪」
―とあるお店―
美琴「服なら買ってもきれないわよ?」
上条「いや、そっちじゃなくて………」
上条「これこれ」
美琴「………エプロン?」
上条「いっつもしてるだろ?で、まあいつも作ってもらってるお礼ってことで」
美琴「そ、そんな…気にしなくていいのに」
上条「その裏には、上条さんのもっと作って下さいという思いが含まれていた
り…」
美琴「ふふっ」
上条「だから…そういうことで…」
美琴「それじゃあ買ってもらうしかないわね!」
上条「ああ、それじゃいいやつ探すか」
~~~~~~~~~~
上条「やっぱりそれなんですね…」
美琴「あったりまえよ」
上条「まあいいけど…」
美琴「あたしが着ればあんたはなんでもいいんでしょ~?」
上条「んっ………まあ………」
美琴「ふふっ、それじゃこれよろしくー」
上条「はいよ」
上条「あとはインデックスの分だな」
美琴「やっぱりあの子のもいるわよね」
上条「ただでさえ白の修道服なのに、チョコなんかつけたら余計目立つしな」
美琴「そうよね~」
上条「サイズはおまえのよりちょっと小さいくらいか?」
美琴「ん~これなんかいいんじゃない?」
上条「は…花柄はちょっと………」
美琴「ダメ?ほかには~」
~~~~~~~~~~
「しっかり彼女さんしてますね」
「御坂さんの彼氏か~」
「初春が見たのってクリスマスのときだったっけ?」
初春「はい、たまたま監視カメラで見て」
佐天「白井さんとかすごいことになったんじゃない?」
初春「たいへんでしたよー、地の果てまでテレポートするとかなんとか言って」
佐天「あははは………でも大丈夫だったんだよね?」
初春「そ、そうですね………いろいろあって………」
佐天「ってことは白井さん公認か~」
初春「そ、そういうわけじゃないんですよ………」
佐天「え?」
―――――
――――
―――
――
佐天「初春やるねぇー!」
初春「あまりの圧に押されて思わず………」
佐天「ってことは白井さんはまだしらないのかぁ………」
初春「佐天さん、白井さんに言っちゃダメですよ?」
佐天「わかってるって、お二人のことはお二人にまかせて………」
黒子「何をおまかせすると?」
初春「し、白井さん!」
佐天「ど、どうも~」
黒子「雑談はそこまでにして、初春!お仕事ですわよ!」
初春「は、はい!」
佐天「あ、終わったらメールしてね!」
初春「わかりました」
黒子「ほら、早く行きますわよ!」
初春「あぁ、どうせなら一緒にテレポートして下さいよ~」
佐天「行ったか………」
佐天「……………」
佐天「もう少しお二人を観察して………」
佐天「ってもういないや」
佐天「………帰ろ」
~~~~~~~~~~
上条「夜飯の材料も買ったし、とっとと帰るか」
美琴「そうね~」
ぎゅっ
上条「これも普通になったな」
美琴「ずっとこうだもん」
上条「これが自然にならないほうがおかしいか」
美琴「そうそう」
上条「しかし………こんな風にバレンタインを迎えることになるとはな~」
美琴「どんな風?」
上条「おまえとチョコ作って交換とか」
美琴「あ、あたしは………付き合ってなくても、たぶんあんたにチョコレート作ったと思う………」
上条「そ、そうか………」
美琴「………絶対そう」
上条「それは光栄だな」
美琴「もっと喜んでもいいのよ?」
上条「まあ、彼女からチョコ貰うのに比べたらな」
美琴「じゃ、じゃあ、楽しみにしてなさいよ!」
上条「はいよ」
―上条家―
禁書「これ!」
美琴「ぴったりじゃない!」
上条「それで服も汚れねえな」
禁書「わー!ありがとー、みこと!」
美琴「いいのよ~せっかくみんなで作るしね~」
上条「あの~買ったのはわたくし、上条さんなんですけど~」
禁書「これだけでお料理できるようになったみたい!」
美琴「まだよ、これから特訓してくんだから」
上条「えっと………」
禁書「はい!せんせー!」
美琴「それじゃ早速夜ご飯作るわよ!」
禁書「了解です!せんせー!」
上条「………まいっか」
―次の日―
上条「そんじゃ、来週は来れねえのか」
美琴「最近黒子がね~」
上条「何かあったのか?」
美琴「う~ん、何もないんだけど………」
美琴「何もないのが何かありそう?」
上条「はあ?」
美琴「まあ、そういうことだから!」
上条「どういうことだよ?」
美琴「いっとき様子見ってことで」
上条「まあ………おまえがそう言うんなら………」
美琴「!………何?あたしに会えなくて淋しい?」
上条「また自分で飯作らねえとな~」
美琴「あんたね~」
上条「じょ、冗談だって!」
美琴「まったく………それじゃ、次はバレンタイン前の日曜日に行くから」
上条「あ、そういえばバレンタインって確か日曜だったぞ」
美琴「え?ほんとに?」
上条「………日曜におまえが来るから準備の日にしようと思ったら………まさか
バレンタイン当日とは」
美琴「なんか運命的なものを感じるわね………」
上条「女の子は運命とか好きだよな」
美琴「そういう風に運命付けられてんのよ」
上条「………説得力あるなその言葉」」
美琴「さっきの話に戻るけど、じゃあ次会うのはバレンタインの日ね」
上条「そうなるな」
上条「まあ………そっちの方が楽しみが増えていいんじゃねえか?」
美琴「楽しみって?」
上条「ほら、いっとき会ってなくて会う方が嬉しいだろ?」
美琴「そ、そうね………」
上条「まあ、携帯もあるし、どっかで会うだろ」
美琴「いや、どうせならまったく会わないでいきましょ」
上条「あ?」
美琴「そっちの方が嬉しいでしょ?」
上条「何もそこまでしなくてもいいんじゃねえか?」
美琴「やるからにはしっかりやる!妹達使えば会わないようにナビも出来る し!」
上条「………まあ、おまえがしたいってんならいいけど」
美琴「決まりね」
禁書「それじゃあ次会うまでの分~とかしなくていいの?」
美琴「今するとこだっ………」
禁書「そっか~ごめんね~」
美琴「ううっ………」
上条「美琴………さん?」
ぎゅっ
上条「おっと」
美琴「行動力だけはあるんだから!」
上条「そうだn………」
ちゅっ
美琴「……………」
上条「……………」
美琴「………はぁ」
上条「ったく、いきなr………」
ちゅっ
美琴「……………」
上条「……………」
美琴「……………」
上条「…………んんっ」
美琴「…………はぁっ」
上条「な………長いっ………」
美琴「ハァ………これから会えない時間の方が長い!」
上条「………そうだな」
美琴「じゃ、またね!」
上条「ああ」
―寮―
美琴「あれから一週間か~」
美琴(やっぱり会いたいな~)
黒子「お姉様?」
美琴「え?」
黒子「今、一週間がどうとか………」
美琴「あ、ああ、なんでもないわよ」
黒子「そうですか………それはそうと」
黒子「今週は『お友達』の方のところに行きませんのね」
美琴「ま、まあね………」
黒子「最近は『上条さん』とも会っていないようですわね」
美琴「そ、そうね~」
黒子「先週は上条さんとどこへ?」
美琴「ちょっと買い物に………!」
黒子「なるほど………お友達とお買い物ですか………」
美琴「えっと………」
黒子「お姉様!黒子が気づかないとお思いですか!?」
美琴「……………」
黒子「よりにもよってあの類人猿と………」
黒子「お姉様には黒子がいますのに………黒子よりあの方の方がいいと言うんですか?」
美琴「そ、そういうことじゃなくて………」
黒子「どういうことですか!?」
美琴「あたしは………後輩としても、同じルームメイトとしても、助け会える親
友としてもあんたのことが好きだけど」
美琴「あいつは違う!いつも近くにいて欲しい、いつもあたしのことを考えてて
欲しい、いつもあたしのことを好きでいて欲しい!」
美琴「あいつはそういう存在なの………」
美琴「黙ってたのは悪かったけど、これはわかってて欲しい」
美琴「あたしはあいつのことが好きなの!」
黒子「お姉様………」
美琴「あんたが邪魔するってんならこっちも容赦しないわよ!」
黒子「そ、そういうことではなくて………」
バタン
黒子「わたくしは………」
つづきはまたあとで
というか出来てないw
基本的に短時間で一気に書くタイプなので問題はない・・・かも
さあチョコ作り開始
そして黒子との関係は?
煽ってもそんなたいそうなものはないけどね
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