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―2月14日―
上条「んっ………」
上条「朝っ………て日曜か………」
上条「………あ、今日あいつが来んのか」
上条「……………」
上条「まあ、もう少し寝てても大丈夫だろ」
上条「毛布は………」
美琴「……………」
上条「………いっか」
美琴「……………」
上条「おやすみ~~~」
美琴「おやすみ♪」
上条「じゃねえええ!!!」
美琴「???」
上条「いや、なんで『?』を頭の上に並べておられるんですかねえ?」
美琴「!!!」
上条「『!』に変えても意味わかんねえよ!」
禁書「とうま~うるさいよ~」
上条「イ、インデックス!」
禁書「あらあら、とうまはお楽しみなんだよ~インデックスは何も見てない、聞いてない、しゃべらないよ~」
上条「ばっちり見てんじゃねえか!」
美琴「……………」
ぎゅううう
上条「ちょっと!一回離れてもらえます?ほんとに!」
~~~~~~~~~~
上条「とりあえずあの状況になるまでの間を報告してください」
美琴「もう三週間ぶりだし………」
美琴「ずっと我慢してたから………」
上条「それは何となくわかってる」
上条「それでなんでうちに入ってこれたんだ?鍵しまってただろ?」
美琴「この子が開けてくれたのよ」
禁書「たまたま起きてた時に物音がしたからいったらみことだった!」
上条「あんまり不用意に開けんなよ?変なやつだったら困るだろ?」
禁書「そうだね~朝4時にうちの前にいるなんて変な人だよね~」
美琴「そ、それは!………そうかもしれないけど………」
上条「まあ、わかった」
上条「会いたかったのは俺も一緒だしな」
美琴「そ、そう」
禁書「それに今日のメインイベントはまだなんだよ」
上条「チョコレート作りか」
美琴「って言っても溶かして固めるの二つしか行程がないんだけどね」
禁書「作らなきゃ食べれないんだよ!ほら、早く準備!」
美琴「はいはい」
上条「結局そこか」
禁書「とうまも!」
上条「はいよ」
―チョコレート作り―
美琴「材料は用意してきたから、まずはお湯沸かして、その間にこの板チョコを刻んで小さくしてくわよ」
上条「お湯ね」
~~~~~~~~~~
美琴「あとはアルミホイルで作った型に流し込んで………」
上条「冷蔵庫で冷やして固めるんだな」
禁書「型ってなんでもいいの?」
美琴「いいわよ、その代わりここからはそれぞれ自分達で作るのよ、どんなのかはそれぞれ出来上がってからのお楽しみよ!」
上条「なるほど」
美琴「あと途中である程度固まったら、これでデコレーションも出来るからそっちもね」
禁書「了解です、せんせー」
―待ち時間―
上条「じゃあばれたのか?」
美琴「そ、でもまあ大丈夫でしょ」
上条「ちゃんと話したのか?」
美琴「食ってかかってきたから、あたしの彼氏に手出すんじゃないわよ!って言っといたわ」
上条「そ、そうか………それで簡単にはいとは言わねえだろ」
美琴「いろいろ言ってきたけどね」
上条「お前にべったりだったからな」
美琴「だからお姉様離れにもちょうどいいんじゃない?」
上条「そうか………」
上条「……………」
美琴「あ、そろそろデコレーションできるくらいに固まってるかも」
―完成―
禁書「お、おぉ~」
美琴「なかなかのできね」
禁書「見て!とうま!これ!」
上条「見てるって………何だこれ?」
禁書「スフィンクスだよ、スフィンクス!」
上条「ああ、言われてみれば見えなくもないような………」
美琴「そういうあんたはどうなのよ?」
上条「うっ………」
美琴「ちょっと~なんで隠すのよ?」
上条「いやそれは………またあとで渡す時のお楽しみってことで」
美琴「ちゃんと『美琴LOVE』とかにしてくれてる?」
上条「そんなこっぱずかしいもん作れるか!」
美琴「……………」
禁書「俺の愛は語るほどないぜ~」
上条「おい、インデックス!てきとーなこと言うな!」
美琴「……………」
上条「あ、えっと………ちゃんとお前がお気に召すのを作ってるから………な?」
美琴「………嘘だったらほんとに怒るからね」
上条「………はい」
禁書「ねえねえ、これ食べていいの?」
美琴「まあ、ほんとは誰かにプレゼントしたりするけど、初めて自分で作ったんだし………いいんじゃない?」
禁書「やったー!」
美琴「それじゃあ、あたしは………」
上条「なんだ?もう帰んのか?」
禁書「まったく………これだからとうまは………」
上条「な、なんだ?俺が悪いんですか?」
美琴「バレンタインってのは作るのと渡すのと二つあんのよ」
上条「ああ、じゃあどっかで待ち合わせか」
美琴「今五時だからそうね~夜ご飯もあるし六時ね」
上条「場所はいつもの公園か?」
美琴「そうね、あたしは準備があるから、いったん寮に戻るわ」
上条「そんじゃ俺は先に行って待ってるから」
美琴「すぐ行くから」
バタン
上条「すぐ行ったな」
禁書「とうまも早く行くんだよ~」
上条「そうだな」
―いつもの公園―
上条「随分と早かっ………」
黒子「どうも、お久しぶりですわね」
上条「え?あれ?」
黒子「お姉様なら寮の部屋で支度中ですわ」
上条「あ、ああ、そうか」
上条「それで………なぜにここへ?」
黒子「これをお渡しするためですわ」
上条「………チョコレート?」
黒子「バレンタインなので普通でしょう?」
上条「………まさか………俺を毒殺しに………」
黒子「………今からチョコレートの中に針をテレポートしてもよろしくってよ?」
上条「勘弁してください」
上条「それで、なんでチョコレートをわざわざ渡しに来たんだ?」
黒子「勘違いしないでください、これはお姉様のためですわ」
上条「あいつの?」
黒子「これからも、お姉様のことをよろしくお願いします」
上条「???」
黒子「それはあいさつですわ」
上条「ちょっと待ってくれ、なんかあいつから聞いたのとだいぶ違うぞ」
黒子「お姉様はなんとおっしゃってましたの?」
上条「結構な言い合いになったって聞いたけど」
黒子「まあ、そうですわね………」
上条「それがどういう風の吹き回しだ?」
黒子「あなた方のことは今年に入ってから、だいたいのことはわかっていましたわ」
黒子「それでもあなたのとこへお姉様が行くのを止めなかったということは………」
上条「……………」
黒子「………そういうことですわ」
上条「でもあいつとずっと一緒にいたんだろ?お姉様~って」
黒子「そ、そうですわね………しかし、お姉様が認めた方ですし」
黒子「それに………」
上条「それに?」
黒子「それに、毎週末楽しそうに出かけるお姉様を見ていたら………とても止める気になりませんでしたわ………」
上条「………そうか」
黒子「お姉様に『親友』と言われましたから、それで十分ですわ」
上条「それでいいのか?おまえは………」
黒子「そうですわね………前みたいに一緒にお買い物なんかできたらいいですわね」
上条「そんなことか?」
黒子「そんなことって………週末はあなたのとこへ行くので、一緒にお買い物なんてできませんでしたのに」
上条「そ、そうか………悪かったな」
黒子「構いませんわ………!」
上条「どうした?」
黒子「お姉様が来ますわ!」
上条「え?なんでわかr」
黒子「それでは失礼しますわ」
シュン
上条「テレポートか………」
~~~~~~~~~~
黒子「監視ご苦労様でしたわ」
『いえいえ、白井さんの為ですから』
『それよりよかったんですか?あれで』
黒子「構いませんわ、あの方なら大丈夫でしょう」
『随分と信頼してるんですね』
黒子「わたくしが信頼してるのはお姉様だけですわ」
黒子「お姉様が決めた方なら仕方ありませんわ」
『ふふっ、そうですね』
~~~~~~~~~~
美琴「お待たせ~」
上条「お、おう」
美琴「何それ?」
上条「あ!これは………」
美琴「チョコじゃない!ちょっと!誰から貰ったのよ!?」
上条「だー!少し落ち着け!」
―――――
――――
―――
――
美琴「そうだったの………」
上条「ああ、せっかくいい後輩持ってんだから大事にしろよ?」
美琴「わかってるわよ!」
上条「そんでわざわざ戻って着替えて来たのか?」
美琴「そうよ!………覚えてない?」
上条「あー………」
美琴「まあ、覚えてなくてもいいけど」
美琴「クリスマスの時着たやつよ」
上条「ああ!あん時のか!」
美琴「あんたが似合ってるって言ってくれたから………一番のお気に入り」
上条「そうだったのか」
美琴「一緒に作ったから、あんまりそんな感じしないけど、今日もあたしにとって特別な日なの」
上条「………俺もそうだな」
美琴「特別な日くらい特別に過ごしたいじゃない!」
上条「そういうことか」
美琴「それじゃ、はい!」
美琴「ハッピーバレンタイン!」
上条「ありがとな、そんじゃこいつを………」
美琴「ありがと」
上条「さっそく開けるか」
美琴「あ、もう開けちゃうんだ」
上条「やっぱり食わねえとな」
美琴「じゃあ、あたしも開けよーっと」
ガサガサ
上条「これは普通にハート型か………!」
上条「………とうまLOVE」
美琴「そ、それぐらいしか思いつかなかったのよ………」
上条「ま、まあ気持ちはありがたいな」
美琴「そう!よかった~」
美琴「それで………あんたのこれは何?」
上条「あー、一応ゲコ太なんだけど………」
美琴「あ、やっぱり」
上条「まあ、そんな出来だけどおまえが喜ぶのっていったらこれぐらいしか思いつかなかったからな」
美琴「あたしを喜ばせようとしてくれたんでしょ?それでいいわ」
美琴「もったいないけど、一口だけ食べない?」
上条「ん?ああ、そうだな」
美琴「どう?」
上条「ん、うまいな」
美琴「さっきの続きたけど………」
上条「?」
美琴「チョコレートに書いてなかった分はとうまの口で言って」
上条「ここでか?」
美琴「ここで」
上条「今?」
美琴「今」
上条「はぁ」
美琴「そんなにいや?」
上条「まあ、特別な日だからな」
美琴「そうそう」
上条「バレンタインか………また記念な日だな」
美琴「記念?」
上条「クリスマスだって特別な日だろ?」
美琴「そうだけど………」
上条「服のこと忘れてたのは悪かったな………でもあれは覚えてるぞ」
美琴「な、なに?」
上条「俺がおまえに一番大事な告白をしたことだ」
美琴「……………」
上条「今も変わってないし、これからも変わらない」
上条「俺はずっと美琴が好きだ」
ちゅっ
美琴「……………」
上条「……………」
美琴「………バレンタインだから特別味ね」
上条「滅多に味わえないな」
美琴「それもあんただけがね」
上条「特別だな」
美琴「特別よ」
~~~~~~~~~~
上条「そろそろ帰らねえと、あいつが腹減らせて怒るぞ」
美琴「そうね」
上条「あいつ、機嫌悪くなると俺をいじってくるんだよな~おまえのことで」
美琴「幸せな悩みじゃない」
上条「おまえがこないと手付けらんなくなるし」
美琴「あ、あたし来週はこれないわよ」
上条「そうなのか?」
美琴「たまには大事な後輩と買い物に行きたいからね」
―――――
――――
―――
――
美琴「ってわけだから」
黒子「お姉様~!」
美琴「今度の日曜はあけときなさいよ?」
黒子「はい!」
間に合ったああああ
ぎりぎりセーフですよね?
今回の誤算は日曜洋画劇場がジュラシックパークだったことです
というかこれを書いてる時点で後8分しかない!
ジュラシックパーク大好きで絶対見たい!
と思っていたので
夜にのんびり書く予定がこんな切羽つまった状態に
黒子にもやっと認めてもらいこれで白昼堂々といちゃつけるわけです
そんな上条、美琴の二人です
こんなバレンタインすごしてみたいな~
それでは
上条「んっ………」
上条「朝っ………て日曜か………」
上条「………あ、今日あいつが来んのか」
上条「……………」
上条「まあ、もう少し寝てても大丈夫だろ」
上条「毛布は………」
美琴「……………」
上条「………いっか」
美琴「……………」
上条「おやすみ~~~」
美琴「おやすみ♪」
上条「じゃねえええ!!!」
美琴「???」
上条「いや、なんで『?』を頭の上に並べておられるんですかねえ?」
美琴「!!!」
上条「『!』に変えても意味わかんねえよ!」
禁書「とうま~うるさいよ~」
上条「イ、インデックス!」
禁書「あらあら、とうまはお楽しみなんだよ~インデックスは何も見てない、聞いてない、しゃべらないよ~」
上条「ばっちり見てんじゃねえか!」
美琴「……………」
ぎゅううう
上条「ちょっと!一回離れてもらえます?ほんとに!」
~~~~~~~~~~
上条「とりあえずあの状況になるまでの間を報告してください」
美琴「もう三週間ぶりだし………」
美琴「ずっと我慢してたから………」
上条「それは何となくわかってる」
上条「それでなんでうちに入ってこれたんだ?鍵しまってただろ?」
美琴「この子が開けてくれたのよ」
禁書「たまたま起きてた時に物音がしたからいったらみことだった!」
上条「あんまり不用意に開けんなよ?変なやつだったら困るだろ?」
禁書「そうだね~朝4時にうちの前にいるなんて変な人だよね~」
美琴「そ、それは!………そうかもしれないけど………」
上条「まあ、わかった」
上条「会いたかったのは俺も一緒だしな」
美琴「そ、そう」
禁書「それに今日のメインイベントはまだなんだよ」
上条「チョコレート作りか」
美琴「って言っても溶かして固めるの二つしか行程がないんだけどね」
禁書「作らなきゃ食べれないんだよ!ほら、早く準備!」
美琴「はいはい」
上条「結局そこか」
禁書「とうまも!」
上条「はいよ」
―チョコレート作り―
美琴「材料は用意してきたから、まずはお湯沸かして、その間にこの板チョコを刻んで小さくしてくわよ」
上条「お湯ね」
~~~~~~~~~~
美琴「あとはアルミホイルで作った型に流し込んで………」
上条「冷蔵庫で冷やして固めるんだな」
禁書「型ってなんでもいいの?」
美琴「いいわよ、その代わりここからはそれぞれ自分達で作るのよ、どんなのかはそれぞれ出来上がってからのお楽しみよ!」
上条「なるほど」
美琴「あと途中である程度固まったら、これでデコレーションも出来るからそっちもね」
禁書「了解です、せんせー」
―待ち時間―
上条「じゃあばれたのか?」
美琴「そ、でもまあ大丈夫でしょ」
上条「ちゃんと話したのか?」
美琴「食ってかかってきたから、あたしの彼氏に手出すんじゃないわよ!って言っといたわ」
上条「そ、そうか………それで簡単にはいとは言わねえだろ」
美琴「いろいろ言ってきたけどね」
上条「お前にべったりだったからな」
美琴「だからお姉様離れにもちょうどいいんじゃない?」
上条「そうか………」
上条「……………」
美琴「あ、そろそろデコレーションできるくらいに固まってるかも」
―完成―
禁書「お、おぉ~」
美琴「なかなかのできね」
禁書「見て!とうま!これ!」
上条「見てるって………何だこれ?」
禁書「スフィンクスだよ、スフィンクス!」
上条「ああ、言われてみれば見えなくもないような………」
美琴「そういうあんたはどうなのよ?」
上条「うっ………」
美琴「ちょっと~なんで隠すのよ?」
上条「いやそれは………またあとで渡す時のお楽しみってことで」
美琴「ちゃんと『美琴LOVE』とかにしてくれてる?」
上条「そんなこっぱずかしいもん作れるか!」
美琴「……………」
禁書「俺の愛は語るほどないぜ~」
上条「おい、インデックス!てきとーなこと言うな!」
美琴「……………」
上条「あ、えっと………ちゃんとお前がお気に召すのを作ってるから………な?」
美琴「………嘘だったらほんとに怒るからね」
上条「………はい」
禁書「ねえねえ、これ食べていいの?」
美琴「まあ、ほんとは誰かにプレゼントしたりするけど、初めて自分で作ったんだし………いいんじゃない?」
禁書「やったー!」
美琴「それじゃあ、あたしは………」
上条「なんだ?もう帰んのか?」
禁書「まったく………これだからとうまは………」
上条「な、なんだ?俺が悪いんですか?」
美琴「バレンタインってのは作るのと渡すのと二つあんのよ」
上条「ああ、じゃあどっかで待ち合わせか」
美琴「今五時だからそうね~夜ご飯もあるし六時ね」
上条「場所はいつもの公園か?」
美琴「そうね、あたしは準備があるから、いったん寮に戻るわ」
上条「そんじゃ俺は先に行って待ってるから」
美琴「すぐ行くから」
バタン
上条「すぐ行ったな」
禁書「とうまも早く行くんだよ~」
上条「そうだな」
―いつもの公園―
上条「随分と早かっ………」
黒子「どうも、お久しぶりですわね」
上条「え?あれ?」
黒子「お姉様なら寮の部屋で支度中ですわ」
上条「あ、ああ、そうか」
上条「それで………なぜにここへ?」
黒子「これをお渡しするためですわ」
上条「………チョコレート?」
黒子「バレンタインなので普通でしょう?」
上条「………まさか………俺を毒殺しに………」
黒子「………今からチョコレートの中に針をテレポートしてもよろしくってよ?」
上条「勘弁してください」
上条「それで、なんでチョコレートをわざわざ渡しに来たんだ?」
黒子「勘違いしないでください、これはお姉様のためですわ」
上条「あいつの?」
黒子「これからも、お姉様のことをよろしくお願いします」
上条「???」
黒子「それはあいさつですわ」
上条「ちょっと待ってくれ、なんかあいつから聞いたのとだいぶ違うぞ」
黒子「お姉様はなんとおっしゃってましたの?」
上条「結構な言い合いになったって聞いたけど」
黒子「まあ、そうですわね………」
上条「それがどういう風の吹き回しだ?」
黒子「あなた方のことは今年に入ってから、だいたいのことはわかっていましたわ」
黒子「それでもあなたのとこへお姉様が行くのを止めなかったということは………」
上条「……………」
黒子「………そういうことですわ」
上条「でもあいつとずっと一緒にいたんだろ?お姉様~って」
黒子「そ、そうですわね………しかし、お姉様が認めた方ですし」
黒子「それに………」
上条「それに?」
黒子「それに、毎週末楽しそうに出かけるお姉様を見ていたら………とても止める気になりませんでしたわ………」
上条「………そうか」
黒子「お姉様に『親友』と言われましたから、それで十分ですわ」
上条「それでいいのか?おまえは………」
黒子「そうですわね………前みたいに一緒にお買い物なんかできたらいいですわね」
上条「そんなことか?」
黒子「そんなことって………週末はあなたのとこへ行くので、一緒にお買い物なんてできませんでしたのに」
上条「そ、そうか………悪かったな」
黒子「構いませんわ………!」
上条「どうした?」
黒子「お姉様が来ますわ!」
上条「え?なんでわかr」
黒子「それでは失礼しますわ」
シュン
上条「テレポートか………」
~~~~~~~~~~
黒子「監視ご苦労様でしたわ」
『いえいえ、白井さんの為ですから』
『それよりよかったんですか?あれで』
黒子「構いませんわ、あの方なら大丈夫でしょう」
『随分と信頼してるんですね』
黒子「わたくしが信頼してるのはお姉様だけですわ」
黒子「お姉様が決めた方なら仕方ありませんわ」
『ふふっ、そうですね』
~~~~~~~~~~
美琴「お待たせ~」
上条「お、おう」
美琴「何それ?」
上条「あ!これは………」
美琴「チョコじゃない!ちょっと!誰から貰ったのよ!?」
上条「だー!少し落ち着け!」
―――――
――――
―――
――
美琴「そうだったの………」
上条「ああ、せっかくいい後輩持ってんだから大事にしろよ?」
美琴「わかってるわよ!」
上条「そんでわざわざ戻って着替えて来たのか?」
美琴「そうよ!………覚えてない?」
上条「あー………」
美琴「まあ、覚えてなくてもいいけど」
美琴「クリスマスの時着たやつよ」
上条「ああ!あん時のか!」
美琴「あんたが似合ってるって言ってくれたから………一番のお気に入り」
上条「そうだったのか」
美琴「一緒に作ったから、あんまりそんな感じしないけど、今日もあたしにとって特別な日なの」
上条「………俺もそうだな」
美琴「特別な日くらい特別に過ごしたいじゃない!」
上条「そういうことか」
美琴「それじゃ、はい!」
美琴「ハッピーバレンタイン!」
上条「ありがとな、そんじゃこいつを………」
美琴「ありがと」
上条「さっそく開けるか」
美琴「あ、もう開けちゃうんだ」
上条「やっぱり食わねえとな」
美琴「じゃあ、あたしも開けよーっと」
ガサガサ
上条「これは普通にハート型か………!」
上条「………とうまLOVE」
美琴「そ、それぐらいしか思いつかなかったのよ………」
上条「ま、まあ気持ちはありがたいな」
美琴「そう!よかった~」
美琴「それで………あんたのこれは何?」
上条「あー、一応ゲコ太なんだけど………」
美琴「あ、やっぱり」
上条「まあ、そんな出来だけどおまえが喜ぶのっていったらこれぐらいしか思いつかなかったからな」
美琴「あたしを喜ばせようとしてくれたんでしょ?それでいいわ」
美琴「もったいないけど、一口だけ食べない?」
上条「ん?ああ、そうだな」
美琴「どう?」
上条「ん、うまいな」
美琴「さっきの続きたけど………」
上条「?」
美琴「チョコレートに書いてなかった分はとうまの口で言って」
上条「ここでか?」
美琴「ここで」
上条「今?」
美琴「今」
上条「はぁ」
美琴「そんなにいや?」
上条「まあ、特別な日だからな」
美琴「そうそう」
上条「バレンタインか………また記念な日だな」
美琴「記念?」
上条「クリスマスだって特別な日だろ?」
美琴「そうだけど………」
上条「服のこと忘れてたのは悪かったな………でもあれは覚えてるぞ」
美琴「な、なに?」
上条「俺がおまえに一番大事な告白をしたことだ」
美琴「……………」
上条「今も変わってないし、これからも変わらない」
上条「俺はずっと美琴が好きだ」
ちゅっ
美琴「……………」
上条「……………」
美琴「………バレンタインだから特別味ね」
上条「滅多に味わえないな」
美琴「それもあんただけがね」
上条「特別だな」
美琴「特別よ」
~~~~~~~~~~
上条「そろそろ帰らねえと、あいつが腹減らせて怒るぞ」
美琴「そうね」
上条「あいつ、機嫌悪くなると俺をいじってくるんだよな~おまえのことで」
美琴「幸せな悩みじゃない」
上条「おまえがこないと手付けらんなくなるし」
美琴「あ、あたし来週はこれないわよ」
上条「そうなのか?」
美琴「たまには大事な後輩と買い物に行きたいからね」
―――――
――――
―――
――
美琴「ってわけだから」
黒子「お姉様~!」
美琴「今度の日曜はあけときなさいよ?」
黒子「はい!」
間に合ったああああ
ぎりぎりセーフですよね?
今回の誤算は日曜洋画劇場がジュラシックパークだったことです
というかこれを書いてる時点で後8分しかない!
ジュラシックパーク大好きで絶対見たい!
と思っていたので
夜にのんびり書く予定がこんな切羽つまった状態に
黒子にもやっと認めてもらいこれで白昼堂々といちゃつけるわけです
そんな上条、美琴の二人です
こんなバレンタインすごしてみたいな~
それでは
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111
お久しぶりです!!
旅行とかありまして(+o+)
もう最高の作品です!!
こんなバレンタインいつかは過ごしてみたいです(^^♪
後自分のブログのせときます!
旅行とかありまして(+o+)
もう最高の作品です!!
こんなバレンタインいつかは過ごしてみたいです(^^♪
後自分のブログのせときます!
112
ここのインデックスは出ても苛つかないな~
113
Re: rihaku、toshiさん
インデックスもみんな仲良く
楽しんでもらえてうれしいです
ブログ見させてもらいます
楽しんでもらえてうれしいです
ブログ見させてもらいます
114
感想
やっぱり、上条さんと御坂のイチャイチャいいですね。
修羅場物も面白そうな・・どんなジャンルでも楽しみにしているので、体に気をつけて頑張って頂けたらと思います。
修羅場物も面白そうな・・どんなジャンルでも楽しみにしているので、体に気をつけて頑張って頂けたらと思います。
115
Re: ライさん
感想ありがとうございます
実はこのシリーズ
「修羅場が見たい」
「ほのぼのが見たい」
の二つがお題で書いたやつをそのまま続けたやつで
一番初めのやつだけミニ修羅場みたいなのがあります
でも修羅場はあまり得意ではないのでそれ以降あんまりだしてません
恋人同士仲良くがいいですが修羅場もちょっとした刺激でいいかもしれませんね
実はこのシリーズ
「修羅場が見たい」
「ほのぼのが見たい」
の二つがお題で書いたやつをそのまま続けたやつで
一番初めのやつだけミニ修羅場みたいなのがあります
でも修羅場はあまり得意ではないのでそれ以降あんまりだしてません
恋人同士仲良くがいいですが修羅場もちょっとした刺激でいいかもしれませんね
134
このシリーズ 大好きです!!
なんかこのシリーズの後の作品があればつづきを見たいんです
憂鬱さんの上条と御坂のイチャイチャ作品最高!+o+
なんかこのシリーズの後の作品があればつづきを見たいんです
憂鬱さんの上条と御坂のイチャイチャ作品最高!+o+
135
Re: SandWitchさん
ありがとうございます
今のところ続きはありませんが
そのうちまた書くかもしれません
たぶん書く・・・かも
今のところ続きはありませんが
そのうちまた書くかもしれません
たぶん書く・・・かも
172
いつもの楽しみにしてみています。
自分が中学生で明日卒業なので次は卒業式のシチュエーションで作ってもらえると嬉しいです。
自分が中学生で明日卒業なので次は卒業式のシチュエーションで作ってもらえると嬉しいです。
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